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更新日:2024年4月22日

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2023年度市長と語ろう会(オンライン)開催結果

市長と語ろう会(オンライン)の開催結果を掲載しています。

下期開催結果(12月26日開催)

上期開催結果(6月17日開催)

 下期開催結果

日時:2023年12月26日(火曜日)20時00分~21時00分

テーマ:「仕事と子育てが両立でき、長く暮らし続けられるまち・千葉市」(PDF:2,590KB)

参加者:4人

オンライン下期1

※主な意見交換の内容については、開催時点のものであり、発言の内容と現況が変更している場合があります。

主な意見交換

災害時の防災情報取得について

(参加者)
災害時に防災情報の配信について、防災行政無線やYahoo!防災速報などがどの程度活用されているのかわかりづらいところがある。相模原市では町内自治会と市が連携した情報配信が行われているようだが、千葉市では防災情報配信に関わる取組みはあるか。

(市長)
防災行政無線の活用だけでは聞こえない場合などもあり、情報配信に限界があるので、情報配信方法は様々な方法を組み合わせる必要があると考えている。本市では、一般的な防災情報に加え、千葉市の防災情報を即座に取得できる機能があるため、Yahoo!防災速報とNHK防災のアプリを推奨しており、ぜひ活用してもらいたいと思っている。また、情報入手方法を多様化させており、携帯電話を使用できない方などを対象に災害時緊急情報を聞ける配信サービスも行っている。

産後ケアの利用率等について

(参加者)
産後ケアの利用率、医療的ケアの利用率、福祉まるごとサポートセンターの利用状況を教えてほしい。

(市長)
産後ケアと医療的ケアの利用率は確認し、別途回答する。また、福祉まるごとサポ―トセンターの利用については、別途直近の数字をお知らせするが、開始後1か月間で100件以上の相談を受けている。

子どもルームの利用について

(参加者)
子どもルームで宿題を終わらせて帰宅できるようにしているとあったが、終わらせられない状況とはどのような場合か。

(市長)
ギガタブを用いた宿題が出される場合があるが、子どもルームにインターネット環境が整備されていないとその宿題に取り組めない。今後は、令和7年度までに全ての子どもルームにインターネット環境を整備していく予定である。

保育人材支援について

(参加者)
保育人材の確保支援として、給料の上乗せ助成や家賃補助など経済的支援の話があったが、働く環境の改善につながる支援はあるか。

(市長)
働く環境の改善策として、令和6年4月に幼児教育・保育人材支援センターの開設を行う。公立だけではなく私立の保育所などに勤務する保育士の研修と相談機能を担う予定である。相談については、内容に応じて、支援センターから保育士などへ助言をする。また、多忙な中でも研修などに積極的に参加してもらえるように、勤務保育所などへの補助も実施している。

保育所や幼稚園での安全対策について

(参加者)
近年、保育所や幼稚園で安全対策不足による死亡事故のニュースがある。千葉市では、どのような安全対策を実施しているか教えてほしい。

(市長)
各保育所で実施すべき安全対策などは決まっているため、基本的にはその対策をいかに確実に実施していくかが重要である。そのために、市から助言や指導を行っており、安心して働ける職場環境づくりを行っている。さらに、ベテラン保育士が各保育所へ巡回指導をして、外部からみて安全対策ができているかの確認・指導を行っている。

買い物支援等について

(参加者)
市内の買い物支援を考えてほしい。また、市内で消費してもらえる仕組みを考えてほしい。

(市長)
スーパーマーケットの閉店などで、買い物支援が必要な方が増えてきている。大型スーパーマーケットとの連携による移動販売車の運行など、地域にあった買い物支援が行えるような取組みをしている。
また、千葉市内は宅配サービスが充実してきているので、多くの方に活用してもらえるように、地域にあった支援内容の周知を行うことや、インターネットでの注文ができるようになってもらうためのスマートフォン講座などを行っている。市民が市内で消費していただけるような取組みとその意識を市民の方に持ってもらえるような周知を進めていく。

美浜区の海辺活性について

(参加者)
美浜区の海辺周辺をもっと盛り上げるために、さまざまな展開を検討してほしい。

(市長)
最近では稲毛海浜公園のリニューアルも進んでおり、市の新しい魅力となっているので、その魅力の周知を更に強化していく。また、海岸への移動手段についてはシェアサイクルの活用を推奨しており、海岸周辺はシェアポートの数も増やしている。
また、令和6年1月から全国で初めて配備した電動サイクルは安定性もあり、海辺活性に向けて移動手段の利便性を更に向上させたので、ぜひ活用してほしい。

市の魅力について

(参加者)
市長が考える千葉市の魅力は何か。

(市長)
千葉市の魅力の一つとして挙げられるのは、都市機能の中で身近に緑や水辺を感じられる環境があることである。千葉市は関東の政令市の中では、人口あたりにおける公園の面積が一番広い。また、コロナ禍で働き方が変わり、都内から千葉市に転入する方が増え、転入超過数も、昨年、一昨年と全国トップ10位以内に入っている。千葉市ならではの魅力が評価された結果であり、今後も一層魅力を高めていきたい。

防犯対策について

(参加者)
子育てを行う中では、不審者や交通事故などへの安全・防犯対策が必要である。

(市長)
不審者対策として市内全ての小中学校に対する防犯カメラの設置を進めている。また、交通事故を防止し、児童の命を守るために、JR稲毛駅、JR都賀駅、JR新検見川駅周辺に「キッズゾーン」を整備するとともに、園外活動を見守る「キッズガード」の配備を助成している。あらゆる場面で、子どもたちの安全が守れるように対策を考えていく。

ステップルームティーチャーについて

(参加者)
ステップルームティーチャーは、元の教室と同じ授業をしているのか。また、児童が複数人いた場合はどうしているのか。

(市長)
基本は、元の教室の授業にそった内容で個別に対応している。複数人いた場合でも、状況に応じて個別に対応することもある。方法については児童や保護者からご意見を聞きながら対応している。

上期開催結果

日時:2023年6月17日(土曜日)10時00分~11時00分

テーマ:「セーフティーネットと持続的発展の実現へ~2023年度の主な取組み~」(PDF:8,011KB)

参加者:3人

オンライン画像

※主な意見交換の内容については、開催時点のものであり、発言の内容と現況が変更している場合があります。

主な意見交換

入所待ち児童について

(参加者)
待機児童はゼロだが、入所待ち児童もいるので、入所待ち児童に特化した対策はあるか。

(市長)
本市は国の基準においては待機児童はゼロだが、入所待ち児童は750名ほどいる。色々な事情の方がいるが、育休を延長するために申請をしている方が450名ほどおり、通園時間30分以内の保育園を案内しているものの自宅での保育を選択する方が300名ほどいる。預けたいという希望に沿うために、駅ごとに入所待ちの方を、マンション建設の予定などを踏まえながら、重点地域を決め、保育所の設置を進めている。また、来年度の入所に向け、民間保育園の開設を募集しており、子育て支援コンシェルジュを活用してもらうなど、少しでも希望する場所でお預けいただけるような環境づくりを続けていく。

重要施策について

(参加者)
市民から注目されたい施策と国や市外の方に注目されたい施策をそれぞれ教えてほしい。

(市長)
地域の課題を解決するために、新しい事業をどう作っていくかに重きをおいているが、短期的にやっていく必要があるのが、コロナ禍によって抑制された地域活動を元に戻していくことである。自粛生活が長引く中で、コロナに罹らずとも健康を害している方がいるので、この1年間は、地域の様々な催しや、児童委員・民生委員の活動などを通じて地域の繋がりを元に戻していくための対策をとっていきたい。そのために、区役所に地域づくり支援課を作り、区役所と地域の方との顔の見える関係を構築し、地域活動を応援していく中で、どのような取組みが必要かを市役所が把握できる体制を整える。顔の見える関係がないと、災害時などの迅速な行動に繋がらないため、まずは地域の力を戻していきたい。
もう一つ力を入れているのが、将来の千葉市を安定的に発展させていくための人口減少抑止策の一つが、雇用の場の創出である。新規企業参入のための産業用地を確保し、官民連携しながら迅速に整備をしていくという、本市ならではの取組みを行っている。産業用地の整備事業については、千葉県をはじめとした他の多くの都市からも参考にしたいという連絡をもらっている。産業用地を擁した上での企業立地の取組みについては、将来的に必ず地域に良い影響があると思っている。
また、都市公園のリニューアルについて、民間活力の導入を行っているが、そちらも多くの反響があった。例えば、稲毛海浜公園では管理を、民間企業に任せるようにした。そうすることで公園の管理費を大幅に削減出来た上、入園者も増加傾向にあり、行政改革とサービスの質の向上を一挙に行えた。

各区の施策及び葭川について

(参加者)
中央区と美浜区の施策が多いように感じるが、若葉区や緑区などの重点施策はどのようなものがあるか。

(市長)
子育てや健康づくり、避難所については、全市的に力を入れている。
若葉区については、加曽利貝塚博物館の整備を進めている。今は加曽利貝塚エリア内に小規模な博物館を設置しているが、特別史跡に認定され、史跡内には博物館を置くことが出来なくなった上、老朽化も進んでいることから、坂月川対岸の小倉町に移転し、学術的成果も発表しながら、体験・観光的なことも出来るよう周辺も合わせて整備を進める予定である。併せて、加曽利貝塚周辺で活動しているNPO法人や市民団体と連携しながら、加曽利貝塚の魅力を発信していく。
緑区については、子育て世帯の人口が伸びていることもあり、保育所・保育園の増設を緑区で継続的に進めてきた。産業用地も誉田地区にあり、開発可能な場所は限られているが、インターに近いという特性を使いながら、各区にあった整備を進めて行こうと考えている。
基本的には、各区バランスのとれた発展を目指しているが、美浜区や、中央区だからこそ出来る、必要となる施策もあることは理解してほしい。

(参加者)
水辺の整備について、葭川は重点整備にはならないのか。

(市長)
葭川は河川のまちづくりに関してどう位置付けるかが課題となっている。例えば、彫刻芸術を置いて親水空間を作る取組みは進んできたが、それを活かしたまちづくりは出来ておらず、葭川の活用方法については、具体的なアイデアが市の中で固まっているわけではない。ただ、色々な文献や郷土博物館の関係者などによると、葭川は古く鎌倉時代から千葉の街を形成してきた河川の名残があるということで、千葉開府900年に向けて街のつくりを学ぶために、船を浮かべるツアーやイベントをやってはどうかという意見をもらっている。川を通じて、千葉の今の街の発展を振り返るような、そういった観点で具体化できないかと検討している。

外国人の受け入れについて

(参加者)
農業の担い手が不足しているというお話があったが、外国人に農業の担い手として活躍してもらうということは出来るのか。

(市長)
これから日本の人口が減少していくので、業界ごとに様々な事情や考えはあるだろうが、今の経済サービス水準を維持していくためには、外国からお越しになる方を受け入れることは必要と考えている。千葉市内でも、在留資格があり、生活している外国籍の方は増えており、昨年は3万人を超えている。千葉市全体の人口の3%ほどであり、既に様々な業界で活躍してもらっている。現在は公立夜間中学で、在留資格を持つ外国の方が希望すれば、入学後、日本語を体系的に教えていくなどしているが、それだけでは不足があると考えているので、国と自治体が連携して日本語教育プログラムを作り、生活に必要な日本語を身に着けていただく取組みが必要になってくる。

(参加者)
外国人を受け入れるにあたって、治安の悪化を心配する地域住民もいると思うが、その対策などは何か考えがあるか。

(市長)
自治体としては相互に理解を深める施策が必要だと思っている。例えば、外国出身の方に理解してもらうことが難しい日本の文化の一つが、ごみの分別である。そのようなことを理解してもらうために、住民登録をする際に説明をしたり、地域の方が説明する場合は、国際交流協会の通訳を派遣するほか、親睦を図るような取組みを各地域で行ったりしている。外国籍の方はある程度まとまった地区に住んでいる場合が多いので、そのような地区で相互理解が進むような取組みを行っており、また強化していく必要があると思う。千葉市民の中には国際的な企業で働いている方が多く、通訳を募集するとかなりの数の応募があるので、協力を仰ぎながら進めていきたい。

都市機能及び自然面の課題について

(参加者)
千葉市の魅力を強めるために、都市と自然の両方を磨くということを聞いた。その中での課題はあるか。

(市長)
都市機能については、先人達にかなり高めてもらっており、千葉県内では道路ネットワークや鉄道等、全ての分野で手厚い状況だと考えているが、これからの地域の発展や産業振興を考えた時に、千葉市の道路ネットワークについては道半ばである。
東京・神奈川方面はその先の静岡などにも繋がっているため、国としても先に整備が進んでいったが、房総半島方面はどうしても事業が進まなかった。これから関東の拠点都市として発展し続けていくためには、一定の道路容量もネットワークも確保していかなければならないと考えている。
千葉都心から東京方面のICを利用するには、穴川ICか湾岸習志野ICまで行かなくてはならないが、市役所からだと20~30分かかってしまう。そういった政令市は関東には他にないが、(仮称)検見川・真砂スマートICが完成すれば15分くらいに短縮される。そもそもの道路容量が不足していると感じているので、国道357号の拡幅や、将来的には新湾岸道路も理解を得ながら作らせてもらうことで、産業も発展し生活環境も改善するような環境づくりを行っていきたい。
自然環境についてはいくつかあり、千葉市の環境を評価してもらっている分野の一つに、都市公園の面積がある。これは、関東の政令市の中では、人口一人当たりの面積が一番広い。実際に千葉市に転入された方からは、身近に公園があって、海辺にも親しめるところが良いと評価いただいている。また、不動産会社の冊子にも必ずといっていいほど魅力として公園が挙がる。
しかし、こちらについても老朽化が進んでいるので、民間活力を入れながらサービス水準を上げ、一日くつろいでもらえるような環境づくりを行っていく必要があると考えている。また、市街化調整区域が市域の半分にも及んでおり、元々自然林が残っている地域であるので、河川環境と併せて元々の自然を守っていく。
谷津田では市民団体の方が元々の自然を守っていく取組みを行っているが、環境保護の取組みについてもこれまで以上に進めていく必要があると思っている。

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総合政策局市長公室広報広聴課

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