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更新日:2024年4月22日
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日時:2023年12月2日(土曜日)16時00分~17時00分
場所:稲毛区役所
テーマ:「仕事と子育てが両立でき、長く暮らし続けられるまち・千葉市」
参加者:12人
(参加者)
全国的に人口減少や高齢化社会の課題がある。千葉市も2060年には人口が70万人になると推定されている。人口減少は市の税入減につながると思うが、市の人口ビジョンを教えてほしい。人口が減少すると雇用確保も難しくなる。
(市長)
社会全体としての人口減少を前提に千葉市の減少幅を抑制していくための政策を行っている。市として、長期的に住んでいただくためには働く場を確保することが重要と考えている。インターチェンジ周辺などは新たな雇用先となる余地があると考えている。企業の動きをみると、本市にと検討していただけるところも多いので、千葉市とその周辺の地域人口を増やすためには、まず雇用先を積極的に増やし、住む場所として選んでいただけるようにしたい。今までは、房総からの転入者が多かったが、コロナ禍で働き方も変わり、自然と都市機能のバランスがよい本市を都内の方などから選んでもらえることが増えた。ただ、これは人口の横移動の話であり、全国的な話で言えば、自治体の活動としては限界があるので、国全体で子どもの出生率を上げるために、大学の学費を助成するなど、子育て費用の負担減を大きく行う必要がある。
(参加者)
子育て施策は充実していると感じたが、婚活支援策が不足しているようだ。
(市長)
婚活支援より、子育て施策や結婚施策などに力を入れていきたい。
(参加者)
支援員の低収入が問題になっていると思うが、なぜ保育士には月額3万円の補助があるのに、子どもルームなどの支援員にないのか。支援員の低収入問題は更なる人材不足につながるし、現在はすでに夏休みなどの長期休暇の人材が不足している。
(市長)
保育士に対しては全国的に給与の上乗せがされている。本来の考え方として、保育士の公定価格を全国統一で引き上げ、必要な保育士が確保される雇用条件とする必要があると考えるが、現実は自治体ごとの対応となっている。保育士はより緊急性が高いため、給与補助の対応を行っているが、子どもルームの支援策については、今後どのような雇用条件にした方がよいのかは検討していく。
(参加者)
民間委託業者で運営し3年更新になっていると思うが、その委託方針は今後も変わらないのか。現在は、社会福祉協議会経由なので、安定した雇用となっているが、今後方針が変わると安定性に課題が生じるのではないか。
(市長)
こどもルームをアフタースクールに移行することについては、雇用継続を前提に段階的に移行していきたい。したがって、現在働いている方の雇用先が急になくなることはないように、社会福祉協議会と進めていきたい。
(参加者)
検見川の浜南トイレが新しくなったが、定期清掃の頻度が少なく汚くなっている。維持管理を徹底してほしい。
(市長)
維持管理については、各トイレの使用頻度を見ながら検討していきたい。トイレの印象は、まちの印象にもつながりやすいので維持管理を徹底したい。ご指摘のトイレについては清掃頻度を検討する。
(参加者)
第3子以降だけではなく、全世帯の小学校給食を無償化してほしい。
(市長)
保護者負担の高い第3子以降や生活保護制度利用者、就学援助制度利用者等の経済的に厳しい世帯については、無償化としている。現在、食材費のみを保護者負担としているが、調理員の人件費や設備費など49億円は公費で対応している。今年度中は、食材費の高騰分を公費で負担しているところだが、今後どのように保護者に負担していただくか検討が必要である。市の税収だけでは費用負担が大きく、他の事業との優先順位や、国の動向をみながら対応していきたい。
(参加者)
子どもの通院頻度は高い。保険調剤負担について無料化していただいたが、診療費を高校生まで無料化してほしい。
(市長)
今年の8月から、保険調剤負担は無償化とした。診療費については、世代間の負担調整や適正受診につなげるために、窓口負担は継続的に最低限度の負担をお願いするが、対象を令和6年8月から高校生まで拡大する。
(参加者)
子どもが小学校に通学しているが、通学時間帯の歩道を自転車が走っていたり、歩きたばこをしている方がいて危険である。
(市長)
学校へ状況を確認する。また、必要に応じて警察に相談する。道路それぞれの状況もあるので、どのようなかたちで安全確保ができるか、利用者マナーの周知方法も含めて対応していきたい。路上喫煙については条例を制定しているが取締り地区外では罰則がないため、マナーの向上呼びかけが必要になっている。子どもの目などに入る可能性があるため、市としてどのようにマナー向上につながる周知・啓発を行うか考えていきたい。
(参加者)
JR西千葉駅、JR千葉駅周辺にはペットボトルなどのポイ捨てされたごみが目立つ。どうすればより一層綺麗な「まち」を維持できるのか。
(市長)
道路などは、定期的に清掃を行っているが、それだけでは不足しており、地域の方々の清掃活動のご協力や、根本的なところでは市民のマナーの向上も必要である。千葉市では毎年5~6月にかけて行われる「ごみゼロクリーンデー」に多くの方々が参加し美化活動を展開している。またビーチクリーン活動も進んでいる。
さらに、スポGOMIなど新しい取組みも始まっており、美化活動は活発なまちである。市だけではなく、地域の皆さんで「捨てさせない」「捨てたごみは拾う」取組みを合わせて進めていただくようにお願いしたい。公共の場所をボランティアで清掃する際は、軍手、ほうき、ごみ袋などの支援制度があるので、ご活用いただきたい。
(参加者)
産後ケア事業が受けられるのであれば、地域保健推進員の担い手が不足しているので、同推進員の事業は完全移行してはどうか。
(市長)
産後ケア事業は産科医療機関や助産師などが行っているので、地域保健推進委員の役割と調整できるところなのかは事情を確認しながら考えていく。
(参加者)
体育館に太陽光発電が設置されたが、避難所としての利用を考える点において、体育館へのエアコン整備により、主要電源が切れてしまうことがないようにしっかり対応してほしい。
(市長)
電気だけにしておくと主要電源が切れてしまう可能性があるので、ガスの利用も考えたい。
また、停電時でも使用できるエアコンがあるので、費用対効果を考えて検討したい。
(参加者)
小学校における専科指導対象教科に理科がないのはなぜか。教員の指導が苦手な科目として理科が挙げられているデータがある。市として理科を強化していくのであれば必要と考える。
(市長)
教育委員会に意見を伝える。
(参加者)
老若男女かかわらず、まだまだ自転車で歩道を走る方は多い。自転車走行帯も道路に無理やり設置しているところもあり、危険なところが多い。利用者を増やすには、思い切って車道を自転車走行帯に変えるなど、自転車走行帯が安心して利用できるように考える必要がある。
(市長)
交通ルール全体に関わる話にもなるので、現状を確認しながら対応したい。まずは、自転車は車道が原則というルールの周知を強化していく。
(参加者)
一市民としてできることを協力したい。市として地域に求めていることを教えてほしい。
(市長)
防災など地域の協力なしでは成り立たないことも多い。阪神淡路大震災の際は、98%の方が、地域の方に助けられている。防災だけでなく、地域の方々の知見や技術などを様々なところで活かしながら地域の課題解決に取り組みたい。例えば、ちばレポでは市民の皆さんに道路の損傷個所などを発見して教えていただく機能や、ごみ拾いなど地域の皆さんで解決したレポートを投稿していただく機能もある。市として、どのようなまちづくりを行いたいのかをどのように伝えていくかを考えていきたい。
また、「コネクテッドセンターちば」という行政課題や地域課題の解決に向けた民間企業等の提案を受け付ける窓口を設置している。実証実験などに活用いただき、地域全体で市のまちづくりをしていきたい。
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総合政策局市長公室広報広聴課
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