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ホーム > 市政全般 > 広報・広聴・市民参加 > 広聴 > 市長と語ろう会参加者募集中!! > 【市長と語ろう会】主な意見交換の要旨(都賀コミュニティセンター)
更新日:2023年3月23日
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日時:2021年12月18日(土曜日)13時30分~14時30分
場所:都賀コミュニティセンター
テーマ:「誰もが安心と豊かさを感じられる千葉市へ」(PDF:5,186KB)
参加者:13人
(参加者)
私の地区では、防犯カメラの設置を検討している。市の補助金を利用して来年度に申請したいと思っている。設置費用が40万円前後で、8か所計画をしている。補助率が対象費用の1月2日としても、160万は自治会としてもかなりの負担である。自治会の加入率が50~60%なので、自治会費で補うというのは不公平感を感じている。例えば、主要幹線道路の交差点などは千葉市で設置をしてほしい。
(市長)
市による防犯カメラの設置については、改めて、不公平感のない設置のあり方を考えるとともに、補助金については、補助率を上げるなど検討する。
(参加者)
新しく住民になった人たちが、ごみをどこに捨てるのかという話をするが、その時に、町内自治会に入るように話をしてほしい。任意だと言うと、町内自治会加入の意識が薄らいでしまう。
(市長)
転入届を出すときに町内自治会加入を進めて欲しいと、他の語ろう会でも話があった。窓口に町内自治会加入についてどのように転入者に伝えているのか聞いてみたところ、「町内自治会への加入は任意です。」という言い方をしているとのことであった。それでは加入しないので、「町内自治会に入ることで、地域の生活が改善することにもつながるので、入ってみてはいかがですか」という言い方に変えている。町内自治会は、行政情報の周知・広報をお願いしているパートナーなので、加入を促す言い方へ改善しようと思う。
(参加者)
千葉市も少し入ると、昔の農道のような狭い道になる。千葉市全体として、4メートル道路に満たない私道が多い。市では、市の管理する道路と私道の比率を把握しているのか。通学路の対策を部分的には講じているらしいが、道路は長い線でつながっているので、個別の対応では限界がある。道路全体の整備を進めてほしい。
(市長)
私道の比率については、市がどこまで把握しているのかわからなくて申し訳ないが、私道を全く市が把握していないということはない。
本市の道路予算については、他市と比べてかなり少ない。道路の整備量を増やしていきたいが、私道については市が全部行うのは厳しい。私道を地域で管理されているときに、市としてどこまで支援できるのかは、問題意識として持っており、足りないとは思うが支援もさせていただいている。どこまで、市内の生活環境向上につながるのか、しっかりと検討する。
(参加者)
千葉市は97万人の人口だが、保健所は1か所しかない状況である。1か所の保健所で、対策などをどう行っているのか。どこまで、市内の生活環境を整えることができるのか。
(市長)
コロナの対応で明らかになったことは、保健所は、職員数が不足しているということである。保健所の数ではなく、保健師や専門職をどこまで採用していくべきかが重要である。今までは感染症がない状況だったので人数を減らしていたが、感染症が増えている状況なので、定員適正化計画を見直して増やしていく予定である。
また、他の市も同じことを考えているので、保健師の取り合いがおきている。本市で働きたいと思ってもらえるように、職場環境を改善したいと思っている。保健師の中には家庭の事情等で退職される方もいるので、そういう方を会計年度任用職員として再び雇い入れるなどの取組みもしている。
(参加者)
千城台で千葉市独自の障害者福祉制度で、ワークホームを運営している。地域の引きこもりの方や、老人福祉、障害者福祉と分かれているので、高齢者で認知症の方でも、老人福祉のデイサービスには行きたくないという方がたくさんいるので、そういう時に、障害者福祉の制度ではあるが、ワークホームの利用を広げてもらい、障害者手帳を持っていない方でも、あんしんケアセンターや所属する支援施設の推薦があれば、枠を利用できるようにしてほしい。
(市長)
障害者福祉と高齢者福祉のはざまで、どちらを使うのかという問題で、国の縦割りがきいているので、市の一存ではできない。原則的には介護保険が高齢者福祉で使えるところは使い、高齢者福祉では対応できないものは障害者福祉でとなっている。
65歳を超えるとサービスが変わってしまって、今までの生活が変わってしまう事例があることは承知しており、保健福祉の分野で重要な課題だと思っている。制度は65歳になってから変えることが目的ではなくて、先に介護保険を使って、不足の分は障害者福祉を使ってと、運用で改善できる立て付けになっているが、個別ケースになった時、対応できているのかを検証しなければいけない。おそらく、対応できていない部分があって、ワークホームの利用をしたくても使えない状態があるという事かと思う。個別の事情を検証し、どういったサービスを使って頂くのがいいのか検討する。
(参加者)
ごみの分別だが、リサイクルできるプラごみを可燃ごみとして捨てているので、非常に気になっている。
(市長)
リサイクルできるプラごみ問題だが、法律が成立し、義務化はされていないがプラスティックごみについては、分別回収をして、リサイクルルートに乗せることが基本になった。
本市ではペットボトルは分別するが、プラごみは可燃物として捨てている。それを変えるために、どういった集め方をするのかを考えている。リサイクルルートに乗せなければならないので、集めたプラごみをどのリサイクル業者に渡すのかという、ルートを作っていかなければならない。
(参加者)
町内自治会が年々弱体化している。高齢者の支え合いの活動や防災等について、町内自治会が主体的に活動することは、行政側にとっても大きな力になることである。町内自治会というのは自主的に構成され、活動している団体であるので、行政としては深入りできないという姿勢であるが、これは異常だと思う。戦後、敗戦になり、当時のGHQにより、禁止された隣組等の余波を80年も過ぎて引きずっている。行政は町内自治会に力を活用するべきである。
(市長)
町内自治会活動について、市がどういう立ち位置で支援をしていくのかであるが、非常に難く、また、歴史のある問題というのは同感である。町内自治会は市のまちづくりを一緒に進めていくパートナーであるので、どういう形で、これまで以上に支援、協力、連携していくのか、問題意識を頂いたので検討していきたい。
(参加者)
私は片親で、娘が不登校で児童相談所に何度もお世話になった。児童相談所の2所化だが、現施設内で、2か所に分けるということであれば、美浜の児童相談所の一時保護所は狭い。非行の問題、虐待問題、親子関係の問題という、3種類の多様な問題を一緒にするべきではない。
児童相談所に関わる児童は、不安定な家庭環境の中で生活し様々な問題を抱えているため、適切な対応をしてもらいたい。
(市長)
来年度は同じ施設内で2所化し、数年後には新築をして2カ所に分けたいと思っている。
また、一時保護所もそれぞれの児童相談所ごとに設置することを含め生活環境を整備することについて検討している。
(参加者)
一時保護所では子供は学校にいけないので、一人に一つ、タブレットを持たせて、学業の充実を図ってほしい。
(市長)
一時保護所で生活の長い子供は学校にいけない。学習機会を得るためには、一時保護所で生活をしながら学校の授業を受ける手法や、学校に通うことについて、児童相談所でできる方策の検討を進めていき改善していきたい。
(参加者)
学校という、子供たちを集めて学ぶ場が変わってきているので、単位取得制という、新たな枠組みの学校のあり方があってもいいと思う。勉強ができる子供は飛び級ができ、自分の速度で勉強ができるようになる。
(市長)
単位取得制は研究させてほしい。中学校ではかなり個別の教育をしている。その中で仮に単位制を入れた場合、どう改善するのかも含めて研究させてほしい。
(参加者)
空き家・空き地の活用で、町内会カフェがあると良い。また、空き家・空き地の情報が簡単にわかるサイトがほしい。空き地で野菜を作りたいが、誰の空き地かわからないので、わかるようになれば借りることができる。
(市長)
町内会の居場所づくりでカフェを開いてくれる方が少しずつ増えてきている。空き家・空き地の情報について、どういった形で提供できるのか考えていきたい。
また、空き家を貸すとなると所有者に気持ちを変えてもらって、貸せるようにリフォームなどをしてもらう必要があると思う。そのため、所有者の気持ちを変える工夫が必要。
さらに、空地は空地のままでは良くないので何らかの形で使ってもらうことは良いと思う。所有者は登記を見れば分かるが、手間もかかるので宿題とさせてもらう。
(参加者)
コロナ禍で大学生の居場所がほしいと思い要望書を書かせていただいた。それに対してきぼーるで自習室(こども交流館)を用意していただいて感謝している。ただ、きぼーるで利用状況を伺っても、週に1回、4人制で、予約制と、広報もあまりしていないという印象で、自習室を知らない人がいるという印象である。また、時間等が限られすぎているので使い勝手が悪く、利用できないのが現状である。
コロナ禍の引きこもりの状態で、心を病んでしまい、経済的な理由で学校を辞めざるを得ない子供がいる。社会に出る直前の子供たちのために、就職氷河期のようにはなってほしくない。
年齢制限が18歳までで、社会に出るまでの若者が登録制で使えたらと思う。
(市長)
大学生が使えるように変えたが、広げ方が足りなかったようなので、改めて確認したいと思う。
学生の期間は、学校が閉まっていたとしても、色々な方と交流ができる場所が必要だということは理解している。きぼーるは、もともとは違う目的で、作っているので、利用実態を見ながらどこまで広げられるのか検討する。
(参加者)
若葉区に引っ越してきたが、景観がよくない。大きな看板が多く、どこも写真にとれない。広い公園を探して出かけたが、そこにどのような道路があるのかわからない。良い自然があるにもかかわらず、そこを安全に通れるのか、地図もない。女性一人では行けない。
市の植物園にも行ったが、薄暗い印象を受けた。環境デザインを市の主導で考えてほしい。
(市長)
来年からは都市デザインの概念を取り入れて、街の景観を誘導していくという議論はしている。景観要請で難しいのは、今あるものに対してやめろという強制力はないので、看板を出しているところに、街が目指しているところを理解してもらうことが大事である。都市デザインは本市が進めてきた都市行政の中で、抜けていた視点なので、景観面で統一感がある街というものを広げていきたいと思っている。
(参加者)
18歳から社会に出るまでの、学生に対応する市役所の部署がないと聞いている。
日本全国的にそうだが、例えば、児童相談所は18歳までは支援できるが、18歳以上だと放り出される現状だと聞いている。千葉市としては、どこが対応していくのか伺いたい。
(市長)
今の市役所の窓口は年齢で対応しているのではなく、支援する分野で担当している。特に、大学生や就職されている年齢の方には、市役所の支援数は絶対的に少ない。感染症が広がる中で、自宅に引きこもる方が増えて来て、生活状況が悪化している方が増えているが、そういう方に、どのように支援していくのかが課題になっている。
あんしんケアセンターは65歳以上ならどなたでも相談できるが、64歳以下の人については、なんでも相談できる場所はない。専門分野ごとにそこに行ってほしいとなっているが、話を伺う場所が必要である。
千葉県市川市などに、中核地域生活支援センターというものがある。どの年齢層でも、どの分野でも相談ができる。個々の状況に応じて、支援機関に繋げる仕組みがあるが、千葉市にも導入しようと思っている。年齢区分がなく、必要な支援につなげていくことができる。幅広い年齢の方に、支援ができるように、窓口を作りたいと思っている。
もう一年検討して、モデル的にはじめていくという、スケジュール感で考えている。
(参加者)
ごみ回収の時間だが、8時までにごみを出すとなっているが、市民には高齢者や障害者も病人もいる。朝のごみ回収は、職員の出勤時間より早い設定になっているのはどういうことなのか。朝から午後まで回収をしているが、午後に来るのに、朝8時までにごみを出さなければならないのはどういうことなのか。
東京都千代田区では、収集車が回ってくる時間を、表示をしているところがある。
(市長)
8時までに出していなかったものは、集めないというわけではない。なぜ、8時までと言っているのかというと、同じごみステーションのごみを、いつも、同じ清掃事業者が集めているわけではない。清掃事業者も限られているので、曜日や日程ごとにいろんな事業者を組み合わせて行っているので、必ず、同じ時間に取りに行くとは限らないので、一律、8時までに出してほしいとお願いをしている。
時間を事前にお伝え出来ればいいのだが、難しい状況である。恐縮だが、朝の時間に出していただいている。
また、東京都千代田区の事例については、今後検討していきたいと考えている。
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