更新日:2023年12月6日

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感染性胃腸炎に注意しましょう!

冬季を中心として、ノロウイルスが原因とみられる感染性胃腸炎の流行が多発します。
本市においては、例年第43週(10月終わりから11月始まりの週)ごろから、市内定点医療機関からの患者報告数が増加し、年末にピークを迎えたあと、春先まで流行が持続しています。
令和5年における本市の1定点医療機関当たりの報告数は、第44週(10月30日~11月5日)以降、増加傾向となっています(第48週現在(11月27日~12月3日))。
ノロウイルスは、非常に強い感染力があり、適切な予防をしないと感染が広がるおそれがあります。
学校、保育園、社会福祉施設など、集団生活をする施設では、集団感染になることがあるので注意しましょう。

原因となるウイルスは?

冬季に発生する感染性胃腸炎は、そのほとんどがノロウイルスによるものと考えられています。
他に、サポウイルスやロタウイルスなど、ヒトの小腸で増殖し、嘔吐や下痢等を起こすウイルスがあります。

症状は?

下痢、吐き気、腹痛、発熱(38度以下)が主症状です。

潜伏期間は?

  • 24~48時間で、通常、症状は発症後1~2日続いた後、治まります。
  • 発症しても風邪のような症状で済む人もいますが、抵抗力が落ちている人や高齢者・乳幼児では重症化することがあります。

感染経路は?

  • 食べ物や飲み水などを介した経口感染で体内に侵入します。
    • 感染した人の便や吐物に触れた手指を介してウイルスが口に入った場合
    • 便や吐物が乾燥して、細かな塵と舞い上がり、その塵と一緒にウイルスを体内に取り込んだ場合
    • 感染した人が十分に手を洗わず調理を行い、その調理済み食品を介してウイルス感染が拡がる場合
    • ノロウイルスを内臓に取り込んだカキやシジミなどの二枚貝を、生または不十分な加熱処理で食べた場合
  • 数十個から百個程度のウイルスを摂取することで感染します。
    ※患者の糞便や吐物には大量のウイルスが排出されます。

予防対策は?

  • 吐物、便等を処理する場合は、念のため使い捨てマスクやビニール手袋を用いて、速やかに処理しましょう。
  • 汚物等を処理した後は、石けんを十分泡立て手指を洗浄し、すすぎは温水でしましょう。
  • トイレの後、調理をする際、食事の前にはよく手を洗い、使用するタオル等は清潔なものを使用しましょう。
  • 調理従事者が、下痢・吐気、嘔吐、腹痛、発熱などの症状がある時は、食品等に直接触れることがないようにしましょう。
  • カキなどの二枚貝は、中心部まで十分に加熱(85~90度で90秒以上)してから食べましょう。湯通し程度の加熱では、ウイルスは死にません。
  • 生鮮食品(野菜、果物など)は、十分に洗浄しましょう。

施設などでの対応チェックシート(PDF:148KB)


【消毒薬の作り方】
漂白剤として市販されている次亜塩素酸ナトリウム液(家庭用塩素系漂白剤など)の塩素濃度は約5%です。消毒薬としては10%などがあります。
使用前に塩素濃度や使用上の注意を必ず確認してください。
例)市販の漂白剤(塩素濃度約5%)の場合:漂白剤のキャップ1杯約20~25ml

消毒対象 濃度
※希釈倍率
希釈方法
  • 便や吐ぶつが付着した床等
  • 衣類などの漬け置き
1,000ppm(0.1%)
※50倍
1.500mlのペットボトルの水に次亜塩素酸ナトリウム液10ml(ペットボトルのキャップ2杯)
2.5Lの水に次亜塩素酸ナトリウム液100ml(漂白剤のキャップ4~5杯)
  • 食器などの漬け置き
  • トイレの便座やドアノブ、手すり、床等
200ppm(0.02%)
※250倍
1.500mlのペットボトルの水に次亜塩素酸ナトリウム液2ml(ペットボトルのキャップ半杯)
2.5Lの水に次亜塩素酸ナトリウム液20ml(漂白剤のキャップ1杯)

注1:希釈する際は、次亜塩素酸ナトリウム液が直接手につかないよう手袋をしましょう。
注2:消毒薬を使用する際には、換気を十分にしましょう。

関係リンク

関係機関

このページの情報発信元

保健福祉局医療衛生部医療政策課

千葉市中央区千葉港1番1号 千葉市役所高層棟9階

ファックス:043-245-5554

seisaku.HWM@city.chiba.lg.jp

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