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更新日:2019年2月13日

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教育委員メッセージ(平成30年度)

教育委員;藤川 大祐【2019年2月13日】

藤川教育委員

研究協力員会で、学び続ける教師たちとともに

 

稲毛区轟町に、千葉市教育センターという施設があることをご存知でしょうか。千葉市教育センターというのは、学校の教職員や児童生徒を支援する目的で作られている施設であり、「教育研究」「教職員研修」「教育相談」「情報教育・広報」の四つの業務を行っています。

私はこれらのうち、「教育研究」に10年ほど前から指導講師として関わらせていただいています。ここでは、市内の小・中・特別支援学校の教員とセンターの職員や私たちのような研究者が一緒になって「研究協力員会」を結成し、毎年五つから七つくらいのテーマで研究が進められています。

私はこれまで、キャリア教育や学級経営、情報教育関係の研究で講師をつとめさせていただきました。平成30年度からは情報教育の一環として、プログラミング教育の研究の講師をつとめさせていただいています。

この「研究協力員会」、聞いたことがないという方が多いと思いますが、千葉市の教育にとって、二つの意味で重要なものだと感じています。

第一に、研究成果が小・中・特別支援学校で使われるということです。これまでも、デジタル教科書、学力、教育相談といった重要な課題について研究が行われ、研究成果は千葉市教育センターのホームページで公表されてきました。『読本・達人に学ぶ授業力』『読本・達人に学ぶ学級経営力』といった書籍の形でまとめられている成果もあります。今回のプログラミング教育のように新しい課題について、研究報告や学習指導案、ワークシート等が共有されているので、小・中・特別支援学校の教員たちが成果を使いやすくなっています。

第二に、若手教員の力量形成につながるということです。毎年度、各テーマで10名程度の小・中・特別支援学校教員が研究協力員として研究に参加します。月に1回程度集まって研究について検討し、テーマによってはそれぞれが学習指導案を作成して授業を行います。この過程で、指導講師や教育センター職員から指導を受けたり、研究協力員どうしで意見交換をしたりするのです。

平成30年度のプログラミング教育の研究では、プログラミング教育は全く初めてというメンバーが多かったですが、経験のある教員との間でノウハウの共有が行われ、教員自らが複雑なプログラムを作り、授業に役立てていました。私は、教育センター職員とともに各研究協力員の勤務校を訪問し、実際の授業も見せてもらっています。それぞれが、創意工夫して、それまで取り組んだことのない新しい授業に挑戦してくれています。

市内の学校を訪問すると、過去に研究協力員をしていた教員が活躍している姿をよく見かけます。研究協力員だった教員が学校や地域でリーダーシップをとってくれる姿を、頼もしく見させてもらっています。

社会のあり方や教育がどんどん変わる中で、教員には「学び続ける教師」であることが求められています。「学び続ける教師」たちが集う研究協力員会は、千葉市にとって大切な場なのだと思っています。

 

 

 


 

 

教育委員;千葉 雅昭【2018年12月20日】 

千葉教育委員

 

教育委員として

 

先日、私が住んでいる埼玉県のとある市の元教育委員会関係の方々とお話しする機会がありました。

「千葉市はとても教育に一生懸命な市だと聞いているが、どんな感じですか?」と質問を受けたので、率直な感想として「子どもの親として、千葉市に引っ越して行きたいくらいです。」とお伝えいたしました。すると「この土地は昔から職人も多く、子どもたちの学校になかなか関わることができない保護者も多かったんだよ・・・。」との話を聞きました。

現在、子どもたちを取りまく教育の環境は、学校・家庭・地域の協力が必要と言われていますが、ひと昔前は「子どもは学校に預けっぱなし」は、どこにでもあったことと思います。

学校が一生懸命に子どもに寄り添いながら教育に取り組むことと、家庭が子どもの教育に関心を持ち、積極的に関わることで、情操教育を含めた人間形成が成し得るのではと感じています。

先日も、千葉市の教育関係の発表や研究会に出席させていただきましたが、子ども達の目の輝き、先生方の熱心な指導に、とても感動いたしました。

大勢の人の前で自分の意見を発表する。研究成果を多くの教育関係者の前で報告するといった重い役割を担った生徒や先生方の終わってからの安堵の表情を見ただけで、勉学や教育に関しての情熱と誠意が伝わってきました。

一方で、大人になってからの時間の方が長いと感じている大人たちのうち、今まで培った経験のまま、子どもの時代に戻れば、きっとうまく立ち振る舞いながら、大切な学生時代を有意義に過ごせたと考える人は少なくないのではないでしょうか?

そのためにも、私は日々臆することなく経験を積み、一生懸命勉強するとともに、これまでの経験を子どもたちに精いっぱい伝えて聞くことが大事だと思います。

 ところで、私は教育委員として学校やいろいろな行事に行くことがありますので、もし、どこかでお会いすることがありましたらどうぞ声をかけてください。

よろしくお願いいたします。

 

 


 

 

教育委員;小西 朱見【2018年11月12日】

 

 

小西教育委員

セクシャル・ハラスメントの防止について

2018年も残すところあとわずか1か月ほどになりました。
毎年、この時期になると、流行語大賞が発表されます。今年は一体どんな言葉が選ばれるのでしょうか。

今から約30年前に流行語大賞金賞を受賞したのは、「セクシャル・ハラスメント(セクハラ)」という言葉でした。
福岡で提起された日本初のセクハラ裁判がきっかけだったそうです。あれから30年、今では、セクハラという言葉はすっかり世の中に定着したように思います。
では、セクハラによる被害は少なくなっているのでしょうか。
残念ながら、昨年度、労働局に寄せられたセクハラ相談件数は年間約6800件*1、ここ数年7000件から1万件程度で推移しているようです。平成27年実施の調査によれば、正社員のセクハラ被害の経験率は約35%だそうです*2。

「いや、それは民間会社の話。まさか教職員の世界に限ってセクハラなんてないはず!」
…そう思いたいところですが、文部科学省によれば、わいせつ行為及びセクシャル・ハラスメントで懲戒処分を受けた教職員の数は、平成28年度全国で約230名、ここ数年200名近くで高止まりしています。被害者の半数近くは教え子です*3。
セクハラ被害は他人に容易に相談できる内容ではありません。子どもならなおさらです。この数字が氷山の一角だと考えるとゾッとします。

一般的に、セクハラと聞くと、「身体に不必要に触る」、「性的な内容の話をする」等、一部の不届き者がする悪質な行為をイメージしがちですが、そうとは限りません。
例えば、
・子どもが「ノー」と言わないことを「同意」と勘違いしてしまうケース
・先生として慕う子どもの気持ちを「愛情」と勘違いしてしまうケース
など、複雑な人間関係の中で、普通の教職員が、自らの持つ「権力」に無自覚なままに起こしてしまうケースも増えているようです。決して他人事ではありません。

千葉市教育委員会では、先日、千葉県警察の方と統括スクールカウンセラースーパーバイザーの先生をお招きし、市内小中学校の校長・副校長・教頭を対象に、セクハラ防止やリスクマネージメントに関する研修が実施されました。実際の事例や現場の声をお聞きすることは大変有益で勉強になりました。
一度起きてしまえば子どもの人生を奪いかねないセクハラ被害。子どもを持つ親として、被害をなくすにはどうしたらいいか、真剣に考え続けていきたいと思います。

*1 平成29年度都道府県労働局雇用環境・均等部での法施行状況
*2 独立行政法人労働政策研究・研修機構「妊娠等を理由とする不利益取扱い及びセクシュアルハラスメントに関する実態調査」結果
*3 文部科学省「わいせつ行為等に係る懲戒処分等の状況(教育職員)」『平成28年度公立学校教職員の人事行政状況調査について』

 


教育委員;和田 麻理【2018年10月17日】

 

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 voluntas→volonte→volunteer

今年も、地元開催の敬老会でお手伝いをしました。
かれこれ10年近く携わっており、毎年、地域の高齢者の方々とお会いできるのがとても楽しみ! 地域活動でご一緒していた顔見知りの方、知人のご両親、皆勤でお越しくださる見覚えのある方々で、会場はあふれています。 今年は参加者が増え、初めて午前と午後の2回の開催となりました。

スタッフは、主催団体のボランティアが中心ですが、ここ数年は中学生も手伝いにやってきます。 参加者をお迎えして席まで案内したり、慣れない車椅子を押したり、休憩時間にはお茶を差し上げたり、と大活躍です。 なかには、意気投合したのか、ずっと手を握り合いながら参加者とおしゃべりをしている生徒もいました。 みな、自分の祖父母よりも年長の方と触れ合うことで、たくさんのお土産をもらっている様子です。 もしかしたら、今日は自分から進んで手伝いに来たのではないかもしれません。 でも、きっと、明日からは高齢者の方々に、積極的に声をかけられるようになるのではないかと思いました。

「ボランティア」って何でしょう?
一般的には「自発的な意志に基づき他人や社会に貢献する行為」というように言われています。 語源由来辞典によると、『自由意志を意味するラテン語「voluntas」から、喜びや精神を意味するフランス語「volonte」が生まれ、英語「volunteer」となった』そうです。

私にとって「ボランティア」は、「お月謝のいらない習い事」と言い換えることもできます。 始まりは決して自発的なものではなく、子どもの通う小学校で保護者会の役員を務めたことに端を発しています。 以来20年近くのボランティア活動を通じて、どれだけのことを学び、どれだけの素晴らしい仲間たちに出逢い、そのおかげで、どれだけ私の人生が豊かなものになったか、語り尽くせません。 受け身だったきっかけは、いつの間にか「自発的な意志」に変化していました。

東京2020オリンピック・パラリンピックまで、あと2年を切りました。さまざまな形でのボランティア募集も始まっています。 そんなに大げさに構えなくても、私たちの身の回りには、「自発的な意志に基づき他人や社会に貢献する」チャンスはいっぱい! 周囲の人の気持ちになって、困っている人がいたら、ちょっと勇気を出して声をかけて手を差し伸べる、それも立派なボランティアだと思います。

いやいや、もっと身近な家族に貢献?することから始めてみるのもよいかも!?

 


教育委員;中野 義澄【2018年9月27日】

 

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教員の働き方改革について

最近、業種を問わず「働き方改革」が叫ばれています。

教員も例外ではなく、残業時間を短縮する必要があります。私は、日本医師会認定産業医でありますが、月45時間以上の残業が続くと健康にいろいろな影響があることを指摘されている中で、当然、残業時間を減らすことは大切であると思います。同じ公務員でありますが、行政職と教員では同じ時間数だけで論じることは妥当ではないと思います。

私達医師は「患者の命を救いたい」という使命感から昼夜を問わず働くことは珍しくはありません。特に若い医師にはその傾向があります。教員も「子ども達のために」という使命感から時間をオーバーして働いてしまうこともあると思われます。

だからと言って残業が多くなって良いということではありませんが、時間をオーバーして働かなければならないこともあると思います。時間の減らし方には他とは違った工夫が必要でしょう。難しいとは思いますが、特に若い教員のモチベーションを下げないような改革をしなければいけません。

 

 


教育委員;藤川 大祐【2018年8月29日】

 

藤川教育委員

“地方自治の学校” としての子ども議会

去る7月27日、千葉市議会本会議場で、子ども議会が開催されました。
子ども議会は、市内の小学校5・6年生から公募によって選ばれた子ども議会議員たちが、市の現状や課題について5回にわたる学習会で学び、市議会が開催される議場で市長等に対して提案を行うものです。
今年度のテーマは「みんなが住み続けたい千葉市をめざして」。子ども議会議員51名が、ファシリテーター役の中学生17名などのサポート受け、次の5つのグループに分かれて提案・質問を行いました。

みんなが楽しめる魅力ある公園にしていこう
千葉市の伝統と文化を広めていこう
環境のことを考えたまちにしていこう
外国人観光客が、快適に過ごせるまちにしていこう
地域の人とともに居心地のよい学校にしていこう

どのグループもよく準備していて、聞きごたえのある発表ばかりでした。たとえば、紙の案内パンフレットが廃止され、市職員から「これからはネットでないと見てもらえない」との説明に、あるグループが検証していて、市が公開している案内動画の閲覧数が非常に少ないことを指摘して紙のパンフレットの必要性を訴えるという場面がありました。情報を鵜呑みにせず自分たちで確認するクリティカル・シンキング(批判的思考)がよく発揮されていることがうかがわれました。
他方、市長をはじめとする答弁者の方々は、子どもたちの提案に真摯に耳を傾けた上で、市役所だけが努力するのでなく、市役所と子どもたちとが協力して提案の実現に向けて努力しようと訴えていました。子どもたちも、自分たちの学校や地域でできることをやっていきたいと決意を述べていました。
本来、地方自治というのは、行政だけが努力して進めるべきものではなく、行政と地域住民とが協力して進めるべきものです。何もかもを行政に任せて地域住民は何もしないというのでは、課題は解決しにくく、地方自治が実現しているとは言えません。小学生のうちから行政と協力して地域の課題の解決に貢献することは、地方自治の担い手を育てるという点で非常に重要なことです。
地方自治は「民主主義の学校」と言われます。千葉市の子ども議会は、その地方自治の力をつける「地方自治の学校」だと言えるでしょう。子ども議会を経験した子どもたちがこれからどのような大人になっていくのか、楽しみです。

 

 

 


教育委員;千葉 雅昭【2018年7月31日】 

 

 千葉教育委員

先日、千葉市内の小学校に講師として呼んでいただき、パラリンピックや街中での車いすにまつわる体験談などについての講演と、車いすユーザーや高齢者などへのサポート(実技の講座)として、車いすの構造や押し方、段差のサポートのトレーニングをさせていただきました。
さらに街中で車いすを使用されている方に出会った際のイメージトレーニングとして、「もし自分が満員のエレベーターに乗っていて、ドアが開いたときに目の前に車いすの方が居たらどうしますか?」という質問をしたところ、ほとんどの子が「自分が降りてスペースを譲る」と答えてくれました。
東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会の一部の種目が千葉市で開催され、選手として、あるいは応援のために、大勢の外国の方々が訪れたとしても、きっと素晴らしい「おもてなし」ができるのではないかと感じられる一幕でした。

 また、7月の初めには、海外青年協力隊(JICA)からの依頼で、外国の方々に障害者のスポーツと社会参加というテーマで講演をさせてもらいました。
講師の私から受講者に「国際シンボルマーク(通称車イスマーク)の持つ意味」を聞いたところ、意味と貼る場所を皆さんが知っていました。
自国では当たり前のように、そのようなことが教育に取り込まれているということでした。

各国の教育方針は違うかもしれませんが、学問とはまた違った「モラル・思いやり・エチケット」等を人として社会生活を「共生」していく上で、子ども達に教え、伝えていくことは、我々大人の役目でもあると思っています。
これからも「共生や自立」、そして「個々の持つ可能性」を一人でも多くの子ども達に会って伝えることができるよう一生懸命頑張りますので、どうぞよろしくお願いいたします。

 


教育委員;小西 朱見【2018年6月27日】

 

小西教育委員

自分らしく!

先日、「子ども議会」学習会に参加しました。今年で9回目を迎える「子ども議会」ですが、毎年、第1回目の学習会に、熊谷市長が、子ども達に対して、約1時間にわたり、分かりやすい言葉で、千葉市の魅力や千葉市の抱える課題について伝えます。
その後、「市長への質問タイム!!」の時間があったのですが、多くの子ども達が競うように元気よく手を挙げていました。
その中で、ある参加者の女の子が熊谷市長にこんな質問をしました。
「私の学校には、登下校でかぶる帽子があります。でも、男の子と女の子とでは違う帽子です。なぜ違うのですか?」
これと似た話で、最近、千葉県柏市の市立中学校で、性別に関係なく誰でも自由に選べる制服が導入され、話題になりました。

ここで突然ですが、こんなクイズを出したいと思います。
「あるとき、少年と父親の乗った車が交通事故に遭い、父親は即死でした。
  少年もすぐに近くの大きな病院に運ばれ、有名な外科医が手術室に入りました。
   しかし、外科医は、患者の顔を見たとたん、こう言いました。
『ああ、ダメだ、私には手術はできない。この子は私の息子だ。』と。」
さて、ここでクイズです。外科医と患者の関係は?
(参照文献:「100 INTERACTIVE RIDDLES AND BRAIN TEASERS(『The Doctor's Son』)」)

正解は1つとは限りません。死んだ父親は養親で、外科医が実親だった?はたまた同性婚だったのか?
クイズの正解欄には「外科医は母親であった。」と書かれています。
父親は亡くなっていますから、答えは母親であるのが最も自然です。しかし、「有名な外科医=男性」という思い込みがあると、答えに戸惑います。

こういった、男女の仕事や役割について固定的な観念や思い込みを持つことを、「ジェンダー・バイアス」と言います。「男らしさや女らしさ」の問題として議論されることもあります。この問題は、生きてきた環境によって人それぞれ考え方の異なる難しい問題ですが、現実的にセクハラや家庭内暴力などの温床になっていたり、生きづらさを感じる人達がいたりするのは事実です。
冒頭で質問をしてくれた女の子が、この問題に、純粋かつ正直な視点で一石を投じてくれたことを嬉しく感じました。
小学生のランドセルの色も男の子女の子関係なく年々カラフルになっています。千葉市の子ども達には、男らしく・女らしくではなく、「自分らしく!」生きて欲しいと思う今日この頃です。

 


教育委員;和田 麻理【2018年5月23日】

 

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吾が千葉市

 皆さん、千葉市歌、歌えますか?
「亥の鼻山の松風遠く 袖師ヶ浦の寄せくる波に 語り伝うる大治の昔~」
2番冒頭に歌われている「亥の鼻山」に建つ、千葉市立郷土博物館を、新緑まぶしい4月末に訪ねました。

天守閣造りの建物に足を踏み入れると、何だか厳かな気分になります。
皆さまからご支援いただいて作成した鎌倉時代の大鎧に迎えられ、まずは5階の展望室へ。高台にあるので、千葉市街を一望できます。絶景絶景!
お殿様気分になったところで、階下の展示室を回り、千葉氏の興亡、妙見信仰、近現代の千葉について、ゆっくりと展示物や資料を見て回ると、あっという間に時間が経ちます。映像資料もとても興味深く、ついついモニターを占領してしまいました。
昭和のくらしコーナーは、子どもの頃の我が家そっくり!コロンとした冷蔵庫、黒電話、花柄のポット。どれも懐かしく、すぐに両親に写メを送りました。
来館者向けの詳しい資料は持ち帰ることができ、これだけで千葉市の歴史教科書になりそうです。また、毎週土・日には、博物館ボランティアの皆さんによる展示の解説も行われており、より深くわかりやすく理解することができると思います。

さまざまな講座や体験学習も行っています。
小さいお子さま向けには、「ちょっとむかしのあそび体験」、夏休みには「鎧作り体験講座」「夏休み小・中学生郷土史講座」、その他にも寺院や史跡を巡る歴史散歩や、歴史講座、古文書講座なども開講しています。
ずっと前から気になっていたのが、「むかし着物と鎧などの着用体験」。念願叶って、写真のごとく「緋袴(ひばかま)に袿(うちき)」姿になりました。お目汚し失礼しております。毎月1回開催しておりますので、ぜひ皆さんも!

郷土博物館の役割は、展示や体験だけではありません。
バックヤードでは、職員と市史協力員(ボランティア)の方々が、古文書の整理、千葉市域に関する新聞記事の抽出・データ化、合併前の町村議会議事録などの議会関係資料のマイクロフィルムのデジタル化作業などに、日々尽力しています。
千葉市史の編纂は、とても大事な事業であることは言うまでもなく、近現代の資料が次第に失われていく中で、今、急がれているところです。
もし、皆さんのお宅に、古い資料や写真などございましたら、ぜひ、担当までお知らせください。(千葉市立郷土博物館 市史編さん担当 TEL043-222-8231)

3年後に、千葉市は市制施行100周年の大きな節目を迎えます。
その前に、子どもたちはもちろん、大人の皆さんも、吾が千葉市について、少し学んでみてはいかがでしょうか?
亥鼻山に足を運べば、郷土の歴史を楽しくわかりやすく学ぶことができますよ!

さてさて、「吾が~ち~ば~し~」のところだけは、自信を持って大きい声で歌ってしまう千葉市歌ではありますが、歌詞からは、豊かな土地、雄大な風景が目に浮かび、リズムとメロディーはエネルギーに満ちています。
3番最後、「玲瓏(れいろう)と建設の意気高らかの 吾が千葉市」、う~ん、しびれるぅ!

 


教育委員;中野 義澄【2018年4月23日】

 

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禁煙のすすめ

 

 

 タバコが喫煙者の健康を様々な面で害することは今日では多くの人々に認識されています。また、喫煙者本人のみではなく、他人の吸ったタバコの煙を吸った周囲の人にも健康被害を与えることも知られています(受動喫煙)。

 発育期の子どもたちにとって家庭内での受動喫煙は大人以上に悪い影響が危惧されます。中学生高校生の喫煙者の多くは両親など家庭内喫煙者の家庭の子どもがほとんどで、特に母親が喫煙者であると、子どもの喫煙率はかなり高くなると言われています。家の中にあるタバコを好奇心から吸ってしまうのが喫煙の始まりのようです。日本の喫煙人口は約1,900万人、成人人口の約18%と言われています。子どもの喫煙を責める前に、まず大人が禁煙するべきです。

 千葉市の学校は、敷地内禁煙ということで、過去には教員が校門の前で喫煙しているのを見かけたことがあります。保護者のみならず、一般市民からも見られたくない光景です。

 本来、すべての人が禁煙することが望ましいですが、少なくとも教員は禁煙すべきではないでしょうか。千葉市は受動喫煙防止に積極的に取り組んでいると聞いています。子どもたちの健康のために、教員は率先して禁煙し、保護者に禁煙指導できるようになると良いと思います。 

 

 


 

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