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更新日:2019年11月22日
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長徳寺に安置されている仏像です。
像高1.47mのいわゆる半丈六の坐像で、千葉県指定の薬師如来坐像としては最も大きいものです。カツラ材による一木割矧造りで内刳を設けており、眼は彫眼で、素地の上に薄く漆を置いた摺漆塗となっています。
体幹部を一材から彫成し、これに左肩部、右腕、両脚部などを矧ぎ付ける通常の木寄せですが、体幹部を後頭部及び胸前で割り矧ぎ、頭体の内刳を別々に施している点が特徴的です。おそらく、カツラ材ではヒノキ材のように頭体部を通して割り矧ぐことが困難だったためにとられた措置と考えられます。
やや肩を怒らし、胸を張った体躯、弾力のある肉付の表現に鎌倉時代前半期の特色があらわれていますが、衣文の彫りなどはやや形式的で前時代の伝統をも汲んでいるところから、13世紀頃の作と推定されます。
名称 | 木造薬師如来坐像 |
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ふりがな | もくぞうやくしにょらいざぞう |
指定(指定年度) | 県指定(昭和45年) |
区分/種別 | 有形文化財 彫刻 |
時代 | 平安 |
所在地 | 緑区富岡町 |
所有者 | 長徳寺 |
公開/非公開 | 非公開 |
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