
動物園の社会的役割として、「種の保存」「調査研究」「教育普及」「レクリエーション」があります。千葉市動物公園では、さまざまな学校、研究・学術団体、企業との連携も含め、包括的な調査研究、教育普及活動を「アカデミア・アニマリウム」と称し、活動を推進しています。
開園40周年記念講演会
千葉市動物公園は、昭和60年に開園し、令和7年4月28日(月曜日)に開園40年の節目の日を迎えます。開園40周年を記念して講演会を開催します。

第1弾
「私が描いた千葉市動物公園像」
- 日時
2025年4月29日(火祝)
13時00分~14時00分
※受付開始は12時50分からです。
- 講演者
千葉市動物公園 前園長
(財)動物観研究所 所長
石田戢 氏
- 場所
動物科学館1F レクチャールーム
※ライブ配信予定
千葉市動物公園公式Youtube(外部サイトへリンク)(別ウインドウで開く)
- 席数
150席 ※先着順
- 内容
久し振りに訪れた動物公園は、描いていたイメ―ジと異なっていた。樹木環境などの変化と古いままの動物、30年の時間は多くのギャップを生む。そこで新たに構想しなおす必要があると決めた。要点、1.入口からの坂を上る負担の軽減、2.水系の不足、3.類人猿の福祉と繁殖、4.遊園地の処理、など課題は豊富である。
第2弾
「理想の動物園を求めて」
- 日時
2025年5月3日(土祝)
13時00分~14時00分
※受付開始は12時50分からです。
- 講演者
千葉市動物公園 初代園長
(財)進化生物学研究所資源動物研究室 主任研究員
宗近功 氏
- 場所
動物科学館1F レクチャールーム
- 席数
150席 ※先着順
- 内容
千葉市には以前から動物園建設案がありましたが、2回の経済不況を乗り越え、昭和60年4月28日に開園を迎えました。予算の確保、用地の確保、設計業者の教育、ゾーン展示方式の誕生秘話、新しい設計委託方式、幕張メッセとの競合、動物の搬入、開園と多くのことを体験させていただきました。その体験をご紹介します。
第3弾
「動物公園の地下に眠る歴史-餅ヶ崎遺跡-」
- 日時
2025年5月6日(火祝)
13時00分~14時00分
※受付開始は12時50分からです。
- 講演者
千葉市埋蔵文化財調査センター 前所長
西野雅人 氏
- 場所
動物科学館1F レクチャールーム
※ライブ配信予定
千葉市動物公園公式Youtube(外部サイトへリンク)(別ウインドウで開く)
- 席数
150席 ※先着順
- 内容
リニューアルした動物科学館には「動物園で考古学」というコーナーがあります。実は、動物公園の台地上はまるごと餅ヶ崎遺跡という遺跡なのです。昭和50年から10年をかけて行った大発掘では、旧石器時代から江戸時代まで各時代の暮らしのあとが見つかり、貴重な出土品も数多く見つかっています。3万年も前から動物とヒトが深くかかわってきた場所なのです。