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更新日:2023年4月3日

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史跡・スポット(いずみウォークコース~巨木と史跡から地域の歴史をたどる~)

史跡・スポットの紹介

紹介する巨木は、環境省が実施する巨樹・巨木林調査において対象となる以下の調査対象の定義にあうものを巨木として紹介しています。

  • 地上から約130cmの位地での幹周が300cm以上の樹木(巨樹)、またはこれらが生育している樹林・並木等(巨木林)
  • 地上から約130cmの位地で幹が複数に分かれている樹木の場合には、個々の幹の幹周の合計が300cm以上であり、そのうちの太い幹(主幹)の幹周が200cm以上のもの

出典・参考:

「さらしな風土記」(更科郷土史研究会編)「更科地区の巨木・古木・名木等の調査」(更科郷土史研究会編)
「仏像」(発行昭和59年6月6日株式会社みずうみ書房)
「千葉市内仏像彫刻所在調査報告書」(千葉市教育委員会)

巨樹・巨木林データベース(外部サイトへリンク)(別ウインドウで開く)(環境省)」

 【スタート・ゴール】富田さとにわ耕園(若葉区富田町711-1)

富田さとにわ耕園から出発

出発

富田さとにわ耕園

到着

富田さとにわ耕園に到着

スタート・ゴール地点となる「富田さとにわ耕園」。春のシバザクラ、秋のコスモスと季節の花々と里山の自然を散策しながら楽しむことができる公の施設です。収穫体験や新鮮な野菜や卵を購入できる直売所もあります。トイレ、休憩用ベンチもあります。

  • 営業時間 9時から17時(火曜~日曜※月曜休業、月曜祝日の場合は翌日休)
  • 駐車場・園内に屋外トイレ・事務所内トイレ有
  • 屋外ベンチ有
  • 駐車場有

富田さとにわ耕園公式HP(外部サイトへリンク)(別ウインドウで開く)

富田さとにわ耕園までのアクセス

【バスをご利用の方】

千葉都市モノレール「千城台駅」から

  • おまごバスで「富田町原田池」下車(徒歩約1分)、もしくは「富田新田」下車(徒歩約10分)
  •  さらしなバスで「富田町(1)」下車(徒歩約15分)

【お車をご利用の方】

  • 御成街道を八街方面へ向かい、富田入口交差点を越えて1km先の案内看板を左折。

 1.炭焼き窯(馬頭観音)(若葉区富田町705)

1馬頭観音

1炭焼き窯

富田町から小間子へ抜ける道路脇の桜の木のふもとに馬頭観世音(マツクレバ跡)が3基ある。

この馬頭観音の左手奥に以前、炭焼き窯があった。そのあとが今も残っている。炭焼き窯は20軒に1窯、町内に5か所あり、この炭焼き窯は一番最後まで残っていたが、2019年の台風15号により壊れ、そのままになってしまっている。

  • サクラ(山桜)
    幹周2.87m、高さ15m、枝の広さ10m、樹齢200年と推定。自然木のままのようである。

 2.ハナンドン塚(若葉区富田町字荒句704-3)

2ハナンドン塚

2ハナンドン塚遠景

富田墓地に行く道を進むと左手に雑草が茂る塚がある。

この塚を「ハナンドン塚」といい、火の神を祀るという。3月3日のひな祭りの夕方に子供達が集まり太鼓を叩き、ハナンドンノホトケサマ来年ゴザレマタハルゴザレと言いながら一軒一軒の家を回っておもちゃや、お茶などをもらったそうである。この行事は、村に火災が起らないようにと願って行われたそうで、昭和40年代までは行われていた。和製ハロウィンともいえるこの行事からヒントを得て、千葉大学の学生たちが「いずみハロウィンキャンドルナイト」の構想を思いついた。

 3.正福寺(若葉区富田町664)

 

 3正福寺

3正福寺の中

3正福寺の巨木

字山王にあり、創立年代は不詳であるが、本尊は十界勧請で土気町の善勝寺の末寺

  • 主要建物・本堂(十界勧請(御曼陀羅)、塔両尊仏像(釈迦如来・多宝如来)(江戸時代)、日蓮聖人座像(享保16年)、如来形坐像庫裏・子安堂・鐘楼堂
  • ウメ(梅・種類不明)この木は、本堂の前にあり、古木の相がある。
  • カキノキ・エモンカキ(衣紋柿)境内の入り口に近い所にある。古木の相があり、直立している。
  • スダジイ(椎の木)※巨木 斜面地の裏山にあり、直立した巨木である。
     幹周3.72m、高さ20m、枝の広さ15m 

 4.ニッキノキ(若葉区富田町656−1付近)

 4ニッキノキ

「藪肉桂(ヤブニッケイ)」ともいう。富田町の民家の宅地内に、ニッキノキがある。
中国・インドシナ原産で、九州・沖縄で野生化している。クスノキ科クスノキ属の喬木。

葉が大きく、先がとがり芳香(シナモンの香り)がある。古くから栽培され樹皮を香料、薬用にする。 

 5.スダジイ(巨木)(若葉区富田町)

6スダジイの巨木6スダジイの巨木アングル違い

御成街道を超えて、富田分校に向かう道の途中、右手に曲がる道があるところの左手の民家入り口の道路沿いの高くなった所にある巨木。

枝は道路側に勢いよく伸びている。根元の土が削られ、根が露出し、根が土手を抱え込んでいるようにみえる。

  • 幹周3.86m、高さ8m、枝の広さ6m

 6.御霊(ごりょう)神社(若葉区中田町362)

 6御霊神社の鳥居

6御霊神社の道祖神

6御霊神社の巨木

邪那岐命、伊邪那美命、誉田別命、菅原道真を祀り、創立年代は不詳であるが、元禄元(1688)年に再興された。

  • 道祖神 鳥居の右手に小祠があり、中に小石が納められている。
  • 御神燈 大正元(1912)年9月2日建立・大正2(1913)年9月建立
    昭和10(1935)年9月に、島田菊治郎らが寄進。
  • 狛犬 大正9(1920)年9月20日に篠嵜梅吉・戸井田健次郎らが寄進。
  • 手洗鉢 安政四丁巳(1857)九月に氏子中が寄進。
  • 境内神社萢瘡神(境内の左手にあり、明治44年3月に建立)
  • 天神社(境内の左手にある。元は富貴楽にあり、明治41年6月に合祀)
  • 子安神社(境内の左手にある)
  • スダジイ(椎の木)※巨木 鎮守様は、田園から小高い所で神域の森を囲む形で椎の木があり、記録のほか、更科地区で最もシイとスギの巨木が多い場所である。
    1 幹周4.27m、高さ20m,枝の広さ20m(脇参道の入り口、左横に立つ巨木)
    2 幹周3.07m、高さ25m、枝の広さ15m
    3 幹周4.56m、高さ25m、枝の広さ25m(この中では一番幹周が大きい)
    4 幹周3.75m、高さ20m、枝の広さ20m
    5 幹周4.14m、高さ25m、枝の広さ25m
    6 幹周3.00m、高さ20m、枝の広さ20m
    7 幹周3.95m、高さ25m、枝の広さ10m(道路沿いにシイ8の先方の巨木)
    8 幹周4.00m、高さ25m、枝の広さ10m(鳥居右横に聟える巨木)

 7.旧子安神社(若葉区中田町 字宮田小字小なぎ317 宮田自治会館)

 7旧子安神社

7旧子安神社の力石右側

7旧子安神社の力石左側

祭神は磐長姫命であった。明治41(1908)年6月10日に中田町の御霊神社に合祀した。

  • 力石(ちからいし)大小2個あり、見た目は小さいが重い。
    ・大52貫(195kg)縦53cm、横41cnl
    ・小38貫(142kg)縦46cm、横37cm 
力石とは

江戸時代から明治時代にかけては力石を用いた力試しがよく行われていた。神社の祭りで出し物の一つとして力試しがなされることもあった。力石は楕円形のつるっとした石が多い。人が集まる神社などに置かれた。

 8.ケヤキ(巨木)(若葉区中田町 宮田57電信柱の右手)

 8ケヤキの巨木

 8ケヤキの巨木の根元

佐倉古道際に聟え立つ巨木。地上2mぐらいの所で2本に枝分かれしている。道路際であるが竹林内でもあるので見過しそうになってしまう。上を見上げるとかなり高い木であることがわかる。目印は「宮田57」と書かれた電信柱と木のそばに立つ伝言板。8ケヤキの巨木の目印の電信柱

 

  • 幹周4.06m、高さ25m、枝の広さ15m

 

 9.火消(かしょう)神社(若葉区中田町 字堀作外1117番地先)

 

9スダジイの巨木

9火消神社のスダジイの折れた枝

古道(字宮田脇1118番地)に石段(雨の日はすべりやすいので注意が必要)があり、奥に小祠がある。
文化12(1815)年9月25日に再建されたもので、祭神は埴山姫命で元は「消善神」といわれていた。御霊神社の境外末社である。

  • スダジイ(椎の木)※巨木 神社の斜め後ろに立っている巨木。地上50cmで5本の太い枝に分かれており、1本は朽ちて倒れている。このため幹周は枝分かれの下で測った。

 ・幹周4.66m、高さ25m、枝の広さ20m「樹齢推定三百年以上」

 ・地上0.5mで枝分かれの幹周7.64m

 10.六社(ろくしゃ)神社(若葉区古泉町445)

10六社神社の鳥居

10六社神社の道祖神

10六社神社の巨木

字山王台にあり、誉田別命、伊邪那美命、天照大神、素蓋鳴命、他一柱を祭神とする。
創立年代は不詳であるが、寛永2年12月2日に字六所より神社を遷座し、社殿を再建したという。明治43年11月25日には字花輪の天神社を本社に合祀した。また、この神社は、野呂の六社神社から分社したともいわれている。

  • 道祖神 神社入口の左手(高さ61cm、横22cm、奥行16cm)あり
    (正面)道祖神
    (右側面)明和三丙戌(ひのえいぬ)1766)正月吉日と刻まれている。 
  • 大鳥居 安政元(1854)年と昭和10(1935)年に建立した。その後、平成2年4月に氏子一同
    が石鳥居にした。
  • 境内神社・萢瘡神(境内右手の小祠)
  • 境内神社(本殿の左手の小祠)
  • 日枝神社(本殿の左手の小祠)
  • 稲荷神社(本殿の左手の小祠)
  • 天神様(本殿の右手にある。明治43年11月に字花輪から移転)
  • スダジイ(椎の木)※巨木 神社階段の左側にあり、途中から2本に枝分かれしている。
    1 幹周3.29m、高さ20m、枝の広さ20m
    2 幹周2.98m,高さ20m、枝の広さ15m
  • スギ(杉) 神社横に直立している木で、このほか3m近い木が数本ある。
     幹周2.93m、高さ25m,枝の広さ15m

 11.権現(ごんげん)神(若葉区古泉町)

11権現神

11権現神の巨木

11権現神の巨木2

妙音坊の近くに「千葉市保存林(棒1本、榎1本)」があり、その右側に社殿が建っている。
この中の祠に中に御札があり。
(表面)南妙法蓮華経
(裏面)明治三十八年(1963)十一月二十日
本住山真光寺住職日義更科村古泉住小池大三郎と記されている。

また祠の裏手に「国土地理院の水準点」が設置されている。

11権現神の水準点

 12.妙音坊(古泉町公民館)(若葉区古泉町8−1)

 12妙音坊

12妙音坊の力石

字本郷にあり、中田町の真光寺(日蓮宗)の塔頭の寺院で、寛文12年6月13日に大石寺十七世日精上人に教化されて改宗し、日意(妙音院)が開基となった。
大正のはじめ頃まで、僧の学問所として、この寺院も学僧の宿泊寺として栄えたという。

  • 力石 境内に(縦57cm、横38cm、105kg)「石二十八〆」と刻まれている。

 13.八幡神社(千葉市若葉区富田町1183)

13八幡神社 

13八幡神社の道祖神

13八幡神社の保存樹木

折戸にあり、創建年代は不詳であるが、祭神は、誉田別命、加々勢男命(かかせおのみこと)、面足尊(おけだるのみこと)、大山咋命、怪根尊(かしこれのみこと)、他1柱がある社殿は、嘉永二年(1849)二月に再建した。
参道の左手にある道祖神の背後には男根を形どった石が多数ある。また境内には大小の塚が数多く築かれている。

  • 鳥居 昭和53(1978)年6月建立。
  • 道祖神 参道の左手に石碑(高さ103cm、横46cm、奥行9cm)があり
    (正面) 道祖神
    (裏面) 昭和五十五年六月吉日氏子中と刻まれている。
  • 三峰神社 参道の右手の塚に小祠があり、中に「三峰神社」の御札が奉納されている。
  • 諏訪神社 参道の右手の塚に小祠がある。
  • 萢瘡神(ほうそうじん)  境内の左手に小祠があり、「萢瘡大神」の御札が納められている。
  • 山之神 境内の右手に小祠がある。
  • スダジイ(椎の木) 椎の木3本は千葉市の保存樹林に指定されている。
    1 幹周3.50m、高さ30m、枝の広さ20m
     幹周1.81mの別のスダジイが根元から一緒に生えている。
    2 幹周2.9m、高さ25m,枝の広さ20m
    3 幹周2.30m、高さ25m、枝の広さ20m
  • スギ(杉) 神域の杉4本は、千葉市保存樹林にされている木である。
  • カヤ(榧) 神社左横の山林内に真っ直ぐ高く聲える素晴らしい巨木で更科地区で最も高い木。
  • シラカシ(白樫) シラカシ1本は神社右横の道路沿いに直立し、シラカシ2本目は、最初の階段上の右横にある。山地に生え、高さ20mぐらいになるブナ科コナラ属の常緑高木。
  • ソロ・イヌシデ(犬四手) 神社右横の道路外の山林にそばだっている。ソロはイヌシデの別名。カバノキ科クマシデ属。

 14.一里塚(若葉区富田町 字南森山587)

 14一里塚

御成街道を千葉ウシノヒロバへ向かう坂道の手前のお宅にある樹齢約400年といわれる椎の老木。御成街道、一里の目安として植えられたものであるといわれ、大正ごろまでは、向かい側のお宅にも、大きな椎の木があった。この両方の大木で、当時、アーチ形になったという。
この地点は標高43mで、千葉市千城台東の提灯塚へ、また八街市上砂の「クヌキ山」まで、それぞれ約4.71kmのところである。

  • スダジイ(椎の木)※巨木

 幹周4.40m、瘤の周り5.18m、高さ15m、枝の広さ15m、樹齢400年以上。

 15.イオンの森(若葉区富田町富田さとにわ耕園内)

 15イオンの森

15イオンの森の広葉樹

富田さとにわ耕園内にあった溝腐れ病にかかり倒木の危険があった杉林を伐採し、新たに広葉樹の森を育てる「イオンの森」の植樹活動が平成28年2016年5月4日に行われた。(協力:(公財)イオン環境財団)

クヌギ、コナラ、山サクラ、山モミジ、8種類約8000本の広葉樹が市民や近隣住民、ボランティアなどにより植樹され、5年が経過した今、苗木から木々へ成長した姿を楽しむことができる。

 16.原田池(若葉区富田町富田さとにわ耕園内)

16原田池 

16原田池と橋

富田さとにわ耕園内にある池。水深が約3m、面積が約1万6500平方メートルである。

カモなどの渡り鳥が水面を気持ちよさそうに泳ぐ様子を眺めることができる。またこの池には白蛇が住んでおり、人が近づくと引きずり込まれてしまうため、特に子供たちは絶対に近寄って
はいけないという伝承がある。

池周辺は、緑豊かな森林が広がり、また、桜の木が多く植えられており、開花時期には桜見物に訪れる人で賑わっている。令和2年10月には、池周辺に安全柵が新たに設置され、安心し散策することができる。

 17.弁財天(若葉区富田町富田さとにわ耕園内)

 17弁財天

17弁財天アップ 

田池の水門付近に石祠(高さ110cm、横51cm、奥行55cm)があり、中に木造の弁財天(高さ33cm、横13cm)が納められている。弁財天は、七福神の紅一点、梵名は「サラスバテイ」という。インド教ではもともと農耕神であった。その後、言語や知恵の神バーチが集合され、弁説や音楽などもつかさどる神になった。

(裏面)昭和53年(1978)7月吉日
発願主 富田町仲田茂春
開眼主 正福寺勝善
刻師 八街町砂重照

と刻まれている。

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