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更新日:2024年11月11日
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※画像は千葉県教育委員会より提供
筆者である石井林響は、明治17年(1884)に千葉県山辺郡土気本郷町に生まれ、20世紀前半の中央画壇で活躍し、南画や中国主題の神仙趣味や人々の労働を幻想的な自然の中に描く独特な新しい日本画の作風を打ち立てました。上京して橋本雅邦門下に入り、明治35年(1902)には石井天風の名で第13回日本美術院絵画共進会に作品を出品しています。以来、大正9年(1920)に林響と名乗るまでが「天風」時代と称されています。
本作は「天風」時代早期の作品で、画家の若々しい筆致や意気軒高な進取の気風を見ることができる優品です。日本神話からの題材選択や主人公2人の心情表現の細やかさにみる物語的な志向は、明治末から大正へかけての浪漫主義の流れをよくあらわしています。本作は石井の初期の画風をよく示す作品であり、日本近代絵画史の上でも重要な一点です。
名称 | 木華開耶媛 |
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ふりがな | このはなさくやひめ |
指定(指定年度) | 県指定(令和元年) |
区分/種別 | 有形文化財 絵画 |
時代 | 明治 |
所在地 | 中央区中央港(千葉県立美術館内) |
所有者 | 千葉県 |
公開/非公開 | 特定日公開 |
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