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更新日:2025年8月1日
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| ちば市議会だより No.129(1~4面) 令和7年(2025年)8月1日 |
発行/千葉市議会 |
議会の機能強化や議員のさらなる資質向上を図るため、議会機能向上委員会を設置しました。スタートとして、7月7日に第1回議会機能向上委員会を開催し、協議・検討事項を決定しました。
さまざまな行政課題の解決に向け、会派の垣根を越えて話し合い、市民の皆さまの声を形にできるよう、積極的に政策立案を行うなど、協議を進めていきます。
委員長:松坂 吉則 副委員長:川合 隆史
令和7年7月7日~令和9年4月30日
このたびの令和7年第2回定例会において、第80代千葉市議会議長、第77代副議長にそれぞれ就任いたしました。歴史ある千葉市議会の議長および副議長への就任について、大変光栄に存じますとともに、その責任、使命の重大さを痛感しております。
千葉市議会では「議会基本条例」を制定して以降、継続的に議会改革の取り組みを進めているところであり、引き続き、議会の仕組みや運営方法の改善、効率的で効果的な議会運営など、幅広く意見を伺うとともに、これまで以上に丁寧に議論を重ね「市民に開かれた議会の実現」、「議会の機能強化」に努めて参ります。
近年の食料品など物価の高騰や激甚化する自然災害など、市民の皆さまの暮らしに甚大な影響をもたらしている課題が山積している中、少子高齢・人口減少社会における持続可能な行政運営が求められているところです。
本市議会としましては、これらのさまざまな行政課題の解決に向け、行政に対する監視・評価を行うとともに、市民の皆さまの声に真摯に耳を傾けながら、積極的に政策立案や提言などに取り組んで参ります。
これまで以上に行政と連携し、市民の皆さまの声をカタチに、負託と信頼にお応えできるよう、全力で取り組んで参りますので、一層のご理解とご協力を賜りますよう、心からお願い申し上げます。
本会議や委員会の開催日程や議決結果、議員名簿など、議会の情報を集約してお知らせしています。
3月にリニューアルしました!
本会議や委員会の様子を、インターネットでの生中継・録画放映でご覧いただけます。
令和7年第2回定例会から委員会の生中継を始めました!
本会議や委員会等の記録をキーワードや発言者等から検索していただけます。
第2回定例会では、議長・副議長の選挙や常任委員会など各種委員の選任を行い、新体制で補正予算・条例議案などを審査するとともに、再選後の市長の市政運営方針を質しました(2・3面)。
慎重審議の後、35議案を議決しました(4面)。
定数各10人
議会に提出された議案等を分野別に審査します。議員はいずれかの委員会に所属し、任期は1年です。
危機管理、防災、総合計画、行政改革、財政などを所管
保健医療、高齢者・障害者の福祉、救急、消防、病院などを所管
市民協働、文化・スポーツ振興、環境保全、ごみ、経済振興、農業などを所管
子どもの福祉、子育て、教育、生涯学習などを所管
まちづくり、公園、住宅、道路、上下水道などを所管
定数各11人
2つ以上の常任委員会に関係する案件や、特に重要な問題の調査・研究を行います。
大都市の実態に対応した行財政運営の確立と地方分権の推進について調査するとともに、大都市固有の特性や課題を踏まえたまちづくりについて調査します。
激甚化・頻発化する豪雨や首都直下地震などの自然災害へ適確に対応していくための防災・減災対策について調査します。
定数11人
議事日程や議案、意見書、請願、陳情の取り扱いなど、議会の運営に関することを協議します。
市の事務事業が適正かつ効率的に実施されているか監査を行います。監査委員4人のうち2人が議員から選任されています。
議員定数50人(令和7年7月8日現在)
| 会派名 | 人数 | 役員及び構成員 |
|---|---|---|
| 自由民主党 千葉市議会議員団 |
17 | 前田 健一郎(幹事長) 小松﨑 文嘉(相談役) 伊藤 隆広(副幹事長) 岳田 雄亮(会計) 須藤 博文(幹事) 石川 弘 阿部 智 松坂 吉則 植草 毅 岩井 雅夫 向後 保雄 宇留間 又衛門 中島 賢治 三須 和夫 石井 茂隆 米持 克彦 石橋 毅 |
| 立憲民主・無所属 千葉市議会議員団 |
11 | 田畑 直子(幹事長) 亀井 琢磨(副幹事長) 三井 美和香(副幹事長) 岡崎 純子(会計) 小坂 さとみ 渡辺 忍 川合 隆史 麻生 紀雄 段木 和彦 白鳥 誠 三瓶 輝枝 |
| 公明党 千葉市議会議員団 |
8 | 森山 和博(幹事長) 桜井 秀夫(副幹事長) 吉川 英二(会計) 石川 美香 茂呂 一弘 青山 雅紀 伊藤 康平 酒井 伸二 |
| 日本共産党 千葉市議会議員団 |
7 | 中村 公江(幹事長) 椛澤 洋平(副幹事長) 盛田 眞弓(会計幹事) 野島 友介 安喰 初美 佐々木 友樹 野本 信正 |
| 日本維新の会ちば | 3 | 渡邊 惟大(幹事長) 山崎 真彦(副幹事長) 守屋 聡(会計) |
| 無所属 | 1 | 黒澤 和泉 |
| 無所属 | 1 | 大平 真弘 |
| 無所属 | 1 | 蛭田 浩文 |
| 無所属 | 1 | 櫻井 崇 |
各常任委員会において、補正予算・条例議案などを詳細に審査しました。質疑の一部をご紹介します。なお、各委員会の所管事項は2面に掲載しています。
問 今回の補正予算から新設基金に関する予算を差し引いた、市長選挙を踏まえた「肉付け予算」の規模に対する認識を伺う。
答 新設基金の積立金を除いた補正予算額は、5億9,700万円となる。他政令市の近年の状況も、物価高騰対策などの特殊要因を除くと、いずれも数億円程度である。なお、本市の前回市長選挙後の令和3年度6月補正予算も、新型コロナ対策事業費を除くと、今回とほぼ同程度の規模である。
問 産後ケア事業をより利用しやすくするため、自己負担額を減額するとのことだが、今後予想される、予約者数増加への対応方法について伺う。
答 訪問型は施設数が多く、日帰り型の予約は定員に満たないため、空きがある状況を確認している。一方、宿泊型は「希望日に空きがなかった」という声も聞いているため、今後は本市近隣市の施設に協力を依頼のうえ、契約を締結し、予約が取りやすい状況にしていきたいと考えている。
問 令和8年の千葉開府900年に向け、市民の機運醸成および認知度向上を図るため、「千葉開府の地」亥鼻公園の千葉城さくら祭りと親和性があるイベントとして、市民参加により桜色のランタンを夜空に浮かべるほか、市民作成の竹あかり展示などを行うとのことだが、今後の周知方法を伺う。
答 市政だよりやSNSを活用するとともに、各区で開催する竹あかりを作成する市民ワークショップなどで周知を行っていく予定である。
問 当初予算30校分に今回補正予算24校分を加えた、小学校54校分の設計の契約を今年度中に前倒しで締結するとのことだが、今後の予定は。
答 中学校、中等教育学校、高等学校、特別支援学校は、来年度末までに全校整備が完了する予定である。小学校は、令和9年度から順次工事を開始し、当初想定から1年前倒しした11年度までの全校整備完了を目指しつつ、さらなる前倒しについても引き続き検討を進めていく。
問 同野球場のスコアボードの整備により、野球場の利用率向上は見込まれるのか。
答 現在のスコアボードは手動式で、老朽化も進み、改善要望が出ていた。今回、フルカラーLEDに改修し、得点や選手名のほか、各種メッセージ、静止画、動画などの表示が可能となり、大会主催者の要望に応えることで、高校野球の千葉県予選会場などにおける継続利用や、少年野球大会などの開催が促されると考えている。
市長選挙後初の定例会であるため、神谷市長2期目の市政運営方針について、2日間にわたり、各会派を代表して4人の議員が質問を行いました。その一部をご紹介します(詳しくは市議会ホームページの「議会中継(録画放映)」でご覧いただけます)。
問 ドーム型を要望する声もあるなか、新スタジアムの形式に屋外型を選択した理由を伺う。
答 「海・風・空」を感じる環境という五感に訴える地域資源の活用と歴史の継承、イベント需要と投資回収を踏まえたスタジアム経営の持続性。更に、周辺の屋内型施設とのすみ分けにより多様なイベントに対応する、幕張新都心全体の機能と価値の向上。これらを総合的に勘案して、「幕張」だからこそできる屋外型スタジアムを積極的な観点で選択した。
問 防災アセスメント調査※結果を踏まえ、想定最大規模の高潮に対する指定避難所の考え方は。
答 浸水想定区域では、指定避難所が浸水し、使用できないため、区域外の指定避難所の使用を基本と考えている。避難者は約10万人の想定で、区域外の指定避難所で収容可能である。地域住民にはあらかじめ受け入れの趣旨などを説明し、理解と協力を得られるよう努める。併せて、市内の指定避難所以外への避難も検討する。
問 障がいのある人もない人も地域で自分らしく暮らせるための今後の取り組みは。
答 障害のある人の円滑なコミュニケーションのため条例を制定し、障害の有無に関わらず、市民・事業者が当たり前に意思疎通を図れるよう、手話の普及促進、障害の特性に応じたコミュニケーション手段の確保などの施策や、市民・事業者への周知啓発に取り組んでいく。
問 多子世帯の保育料軽減について、小学校就学と同時に認定基準から外れる、保育料の小1の壁の改善を求めてきた。保育料無償化拡充の概要と開始時期について伺う。
答 認可保育施設における所得制限や年齢制限などを撤廃し、保育料の第2子半額、第3子以降無償化、認可外保育施設などにおける保育料負担軽減を、本年9月から予定している。
市政に関するさまざまな質問を行う一般質問を、今回は32人の議員が行いました。その様子は市議会ホームページの議会中継(録画放映)でご覧いただけます。
このほか、ホームページには代表質問の様子なども掲載しています。関連ページ(議会中継等)へのリンク集から、ぜひご覧ください。
「千葉市議会 令和7年第2回定例会リンク集」で検索
補正予算の主なものは、次のとおりです。
地方税法の一部改正により、原動機付自転車の軽自動車税種別割に新たに「総排気量が125cc以下かつ最高出力が4.0kw以下」の区分が設けられたことに伴い、新設区分の税率を年額2,000円に定めるための市税条例の一部改正の専決処分を承認
建築後50年が経過し、老朽化していることに加え、耐震性能が不足していることから、建物の一部を減築するとともに、大規模改修を行う。
市議会議員は市民による選挙で選ばれていることはご存じだと思いますが、議会を代表する議長・副議長がどのように選ばれているのか、ご存じですか?
地方自治法において、「普通地方公共団体の議会は、議員の中から議長及び副議長1人を選挙しなければならない。」と定められています。
千葉市議会では、市議会議員選挙後や辞職願が本会議で許可された場合などに、議員による選挙を行い、議長・副議長を選出しています。
選挙により選ばれた議長・副議長の役割ですが、議長は、議会の代表者として、議場の秩序を保ち、会議を効率的に進めるほか、議会事務局職員を任命し、議会の事務を指揮・監督します。副議長は、議長が病気などで不在のときや、辞職などで欠けたときに議長の代わりを務めます。
※会議日程は変更される場合があります。
※日程は9月1日(月)に開催される議会運営委員会で決定されます。
※第3回定例会で審査する請願・陳情の提出締め切りは8月28日(木)17時です。
目の不自由な方に、市議会の活動をお知らせするため、ちば市議会だよりの点字版と録音版を作成しています。ご希望の方は、「視覚障害者総合支援センターちば」(電話 043-424-2501)にご連絡ください。
本会議・委員会の開催状況などのさまざまな情報をお届けしています。ぜひご利用ください。
問い合わせ 議会事務局調査課 電話 043(245)5472
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