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更新日:2019年4月26日
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ちば市議会だより No.90(5〜8面) 平成27年(2015年)11月 |
発行/千葉市議会 |
議案名:一般会計
議決結果:原案可決賛成:自由民主党、未来民主ちば(*1)、公明党、市民ネット、無所属の会(*2)、無所属反対:日本共産党
議案名:国民健康保険事業特別会計/介護保険事業特別会計/母子父子寡婦福祉資金貸付事業特別会計/都市計画土地区画整理事業特別会計/公債管理特別会計/下水道事業会計
議決結果:原案可決賛成:自由民主党、未来民主ちば(*1)、公明党、日本共産党、市民ネット、無所属の会(*2)、無所属反対:なし
議案名:一般会計/国民健康保険事業特別会計/市街地再開発事業特別会計/学校給食センター事業特別会計/公債管理特別会計/水道事業会計
議決結果:原案可決賛成:自由民主党、未来民主ちば(*1)、公明党、市民ネット、無所属の会(*2)、無所属反対:日本共産党
議案名:介護保険事業特別会計/後期高齢者医療事業特別会計/母子父子寡婦福祉資金貸付事業特別会計/霊園事業特別会計/農業集落排水事業特別会計/競輪事業特別会計/地方卸売市場事業特別会計/都市計画土地区画整理事業特別会計/動物公園事業特別会計/公共用地取得事業特別会計/病院事業会計/下水道事業会計
議決結果:原案可決賛成:自由民主党、未来民主ちば(*1)、公明党、日本共産党、市民ネット、無所属の会(*2)、無所属反対:なし
議案名:【条例の制定】行政不服審査法施行条例/行政不服審査法の全部改正に伴う関係条例の整備に関する条例/農業委員会の委員及び農地利用最適化推進委員の定数を定める条例【条例の一部改正】市職員の給与に関する条例及び市教育職員の給与等の特別措置に関する条例/行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律に基づく個人番号の利用に関する条例/都市公園条例
議決結果:原案可決賛成:自由民主党、未来民主ちば(*1)、公明党、市民ネット、無所属の会(*2)、無所属反対:日本共産党
議案名:【条例の制定】職員の退職管理に関する条例/地方公務員法の一部改正に伴う関係条例の整備に関する条例/消費生活センターの組織及び運営等に関する条例/市が千葉県信用保証協会に対し交付する損失てん補金に係る回収納付金を受け取る権利の放棄に関する条例/土の採取計画の認可に関する条例/幼稚園型認定こども園、保育所型認定こども園及び地方裁量型認定こども園の認定の要件を定める条例/学校教育法等の一部改正に伴う関係条例の整理に関する条例【条例の一部改正】特別職の職員の給与並びに旅費及び費用弁償に関する条例及び証人等に対する実費弁償に関する条例/市職員の特殊勤務手当支給条例/市議会の議員その他非常勤の職員の公務災害補償等に関する条例/国民健康保険条例/障害者施策推進協議会条例/指定障害福祉サービスの事業等の人員、設備及び運営に関する基準を定める条例及び指定通所支援の事業等の人員、設備及び運営に関する基準を定める条例/火災予防条例/消防関係手数料条例/病院事業の設置等に関する条例/区の設置等に関する条例/暴力団排除条例/婦人保護施設の設備及び運営に関する基準を定める条例/公民館設置管理条例/東日本大震災復興交付金基金条例/地区計画の区域内における建築物の制限に関する条例/建築関係手数料条例/幕張新都心文教地区建築条例
議決結果:原案可決賛成:自由民主党、未来民主ちば(*1)、公明党、日本共産党、市民ネット、無所属の会(*2)、無所属反対:なし
議案名:町の区域及び名称の変更/財産の処分(福祉作業所の建物)/損害賠償額の決定及び和解/指定管理者の指定(幸老人センター)/包括外部監査契約/議決事件の一部変更((仮称)高洲市民プール・体育館改築工事に係る工事請負契約)/市道路線の認定及び廃止/訴えの提起
議決結果:原案可決賛成:自由民主党、未来民主ちば(*1)、公明党、日本共産党、市民ネット、無所属の会(*2)、無所属反対:なし
議案名:土地の処分(旧高洲第二小学校の跡地)
議決結果:原案可決賛成:自由民主党、未来民主ちば(*1)、公明党、市民ネット、無所属の会(*2)、無所属反対:日本共産党
議案名:教育委員会委員の任命/固定資産評価審査委員会委員の選任(3件)/土地利用審査会委員の任命(7件)/人権擁護委員の推薦(3件)
議決結果:原案同意賛成:自由民主党、未来民主ちば(*1)、公明党、日本共産党、市民ネット、無所属の会(*2)、無所属反対:なし
議案名:千葉県公安委員会委員の推薦
議決結果:原案同意賛成:自由民主党、未来民主ちば(*1)、公明党、市民ネット、無所属の会(*2)、無所属反対:日本共産党
議案名:【条例の制定】墓地行政検討委員会設置条例
議決結果:原案否決
賛成:日本共産党
反対:自由民主党、未来民主ちば(*1)、公明党、市民ネット、無所属の会(*2)、無所属
*1未来民主ちばは、平成28年4月7日付けで未来民進ちばへ会派名を変更しました。
*2無所属の会は議決後、平成28年4月1日付けで会派を解消しました。
議員提出議案として3件の意見書・決議を審議し、可決しました。可決した意見書・決議は、国会や関係行政機関に提出しました。市議会ホームページの「会議日程・結果」の「可決された意見書・決議」に全文を掲載しています。
千葉市議会の会派構成(平成28年4月11日現在)
会派
自由民主党18人未来民進ちば12人公明党8人日本共産党7人市民ネット3人
無所属2人
市議会では「会派」という言葉が頻繁に聞かれ、市議会だよりでも多く使われています。そもそも「会派」とはどのようなものなのでしょうか。「会派」とは、議会内に結成される、主義・主張を同じくする2人以上の議員の集まりのことを言います。千葉市議会では、所属議員が4人以上の会派を「交渉会派」と言い、定例会で代表質疑(質問)を行うことができます。会派は、議会運営を進める上での基本的な単位になっていて、本会議での質問時間や各委員会の委員数の配分も、会派の所属議員数で按分して決めています。また、会派間の協議・調整が必要な場合は、各交渉会派の代表からなる幹事長会議で協議を行っています。
2月22日、「千葉市議会議場コンサート2016」が開催され、傍聴席は鑑賞に訪れた市民の方々で満席となりました。
議場コンサートで初めてとなるジャズの演奏では、観客の皆さんも一緒に手拍子をするなど議場全体が一体となって盛り上がりました。また、弦楽四重奏の音色も美しく、皆さん聞き入っていました。
これを機に初めて議場を訪れた方も多く、市議会を身近に感じていただける機会となったのではないでしょうか。
委員長
佐々木 久昭
副委員長
秋葉 忠雄
平成28年度一般会計および特別会計などの予算案18件を審査するため、3月1日に全議員で構成する予算審査特別委員会を設置し、計7日間にわたり審査しました。また3月17日に議長から市長に対して、指摘要望事項を提出しました。
〔問〕歳入確保策としての、市有財産の売却はどのような過程を経て決定しているのか。
〔答〕学校用地のような大規模な土地は、市民の意見を聞きながら方針を決める。小規模な未利用地等は、年2回調査を行い、今後の利用計画を考慮した上で売却処分が妥当な土地を洗い出している。売却に支障がないことなどを確認した後、内部の委員会での判断を経て、一般競争入札により売却している。
〔問〕人材育成の課題をどのように捉えて、職員研修を計画しているのか。
〔答〕地方分権が進む中、地方公共団体の役割がますます重要になってきていることから、研修を通じて個々の能力を高めることが重要だと考える。新年度からは、国際化対応能力、接遇能力、障害者対応能力、地域活性化の4つを柱に、研修を充実させていく。
〔問〕本市の健康づくりの方針は「健やか未来都市ちばプラン」で定めているが、新たに健康づくり施策の指針を策定する理由は。
〔答〕ちばプランには健康施策を網羅的に収めており、市民への周知・啓発に有益ではあるが、個別の施策をいつ、どのように取り組むかなどと考える際には、具体的な行動計画が必要となるため、その指針を策定するものである。
〔問〕平成33年から両市立病院の病院情報システムを統合することによるコスト削減効果は。
〔答〕平成33年度から37年度の経費について、現行のシステムを継続した場合とシステムを統合した場合を比較すると、約2億3,000万円のコスト削減が見込まれる。今後、現行業務の分析を経て、業務改善を行い、新たなシステムの内容を具体的に計画していく段階で、さらなる削減に努める。
〔問〕住民同士の助け合いや支えあいによる地域運営を進める地域運営委員会の設立が進まない理由は。
〔答〕地域の活動が十分活発なことや、現状の活動で手一杯であること、地域の各団体が簡単に集まれないことなどが課題である。人口減少や高齢化など、10年先を見据え、地域で顔の見える関係づくりを進められるよう、各地区に説明していきたい。
〔問〕産業用地を確保するにあたっては国家中枢機能の誘致や大学との連動も視野に入れるべきと考えるが、市の課題認識は。
〔答〕枯渇する産業用地の確保のためには、東京オリンピックまでの設備投資需要を取り込むべく、早期で方向性を示せるよう、立地ニーズや最適な整備手法を調査している。国家機関の移転は、地方への移転が中心となる中で困難であるが、ITや健康分野の研究施設については、大学や県と連携しながら誘致するのが望ましいと考える。
〔問〕子どもルームの指導員の待遇を改善しなければ、指導員の慢性的な不足や保育の質が低下する一方ではないか。
〔答〕賃金水準は、近隣市、政令市との比較において、一定の水準を満たしているが、今後も雇用環境、賃金水準を注視していきたい。指導員の資質向上については、研修の充実を図っていきたい。
〔問〕放課後の小学生の安全・安心な居場所づくりのための「放課後子ども教室」のプログラムの具体的な内容は。
〔答〕市内大学の留学生との交流で、異文化への興味を持たせる、自分たちでイベントを企画することで起業などについて考えさせる、企業の人との交流から、様々な職業についての興味を持たせるなどのほか、勉強意欲を持つきっかけにつなげるものにしたい。
〔問〕身近な公園における老朽化した遊具の交換など、公園施設の維持管理の方針は。
〔答〕遊具は、長寿命化計画に基づき適時改修を行っており、高齢化が進んでいる状況では子供用の遊具から健康遊具への変更も視野に入れ、地元の意見を重視しながら進めている。遊具以外の公園施設についても、今後、長寿命化計画の策定を進めていく。
〔問〕自転車レーンの整備が進んでいる中で、走行ルールが分からず、混乱する声もあるが、周知はどのように行っているのか。
〔答〕自転車レーンを整備する際に、自転車レーンの通行方法などが書かれたお知らせを周辺の自治会、高校、トラック協会等に配布した。また、市民に広く周知するため、市政だよりに、自転車レーンの通行方法や交通ルールなど、自転車の正しい走り方に関する記事を掲載した。
5つの分科会審査の結果まとめられた10項目の指摘要望事項を、市長に提出し、市政運営に反映させるとともに、反映状況の報告をするよう求めました。
3月16日の予算審査特別委員会では、5分科会の審査概要について報告が行われた後、6人の委員が会派を代表して意見表明を行い、採決の結果、各会計予算案を原案どおり可決しました。各会派の意見表明の概要は次のとおりです。(通告順に掲載)
少子高齢化への対応や医療・健康づくりなど市民生活に密着した施策を推進するとともに、将来を見据えたまちづくりなどにも予算が配分されています。一方で、財政健全化や行政改革が進められており、また、市民意見を集約した公明党市議団の要望の反映も確認でき、評価すべきと判断しました。厳しい財政状況が続く中、一層の市民福祉向上を目指し、市政に取り組まれるよう要望します。
市長提案の予算は、長寿祝い金88歳廃止、国民健康保険料の引き上げ、小中学校普通教室のエアコン設置拒否など、福祉を切り捨てる一方、千葉駅周辺はじめ、三大都心開発など必要性・緊急性に乏しい事業に重点を置くもので反対します。直下型地震の対策強化、循環型経済政策の実施、介護士・保育士の賃金引上げ、特別養護老人ホーム・保育所増設、市独自の奨学金制度の創設などに予算をまわすべきです。
厳しい財政状況にありながらも、徹底した歳出削減に努めたことにより、当初見込まれた138億円超の収支不足に対応、将来負担の低減に向けた取り組みにより、財政健全化へ着実に進んでいると評価します。
今後は必要な財源の確保を図り、戦略的な都市施策に果敢に取り組み、将来を担う方々が希望を持てる都市を目指し市政運営にあたるよう要望します。
予算編成では財政調整基金の取り崩しなどで収支不足に対応されていますが、財政健全化に向けてはまだ予断を許さないことから、今後、緊急避難的な財源対策に頼らずに予算編成を継続的に行えるよう、着実な取り組みをお願いします。一方で、市民生活向上のための各種施策のほか、市の将来に資する事業をバランスよく組み合わせた施策が盛り込まれており、総合的に評価した結果、賛成します。
開催が未定のドローン大会PR事業費、ロンドン視察など、市民理解が得られるか疑問である予算が盛り込まれている一方で、医療・福祉施策やこども施策など、市民要望に応える施策も盛り込まれています。依然厳しい財政状況の下、市民理解の得られない事案は、その予算執行を慎重に判断し、財政健全化への取り組みの着実な推進や市民の皆様のより豊かな暮らしの実現に向けて努力されるよう求めます。
当初約138億円の収支不足が見込まれた中、将来負担の低減など財政健全化や市民福祉の向上に一定の対応が図られており、保健福祉施策、子育て支援施策などの各施策も評価します。事業見直しや公共料金改定など、市民の方々に財政健全化にご理解やご協力をいただいていることを真摯に受け止め、さらなる行財政改革を推進し、徹底した無駄の排除に全力で取り組まれるよう要望します。
みなさんは市議会が普段どんな活動をしているか知っていますか?
市議会は、定期的に開かれる定例会のほかにも、委員会での審議や、調査・研究活動などを行っています。
2〜3月
第1回定例会(予算審査)
主に、新年度予算案や補正予算案、条例案などを審査します。
本会議:代表質疑(4人以上の会派)
↓
予算審査特別委員会
↓
常任委員会
↓
本会議:一般質問
↓
本会議:討論、採決
6〜7月
第2回定例会
主に、補正予算案、条例案などを審査するほか、常任委員や議会運営委員等が選任されます。
本会議:委員選任、議案質疑
↓
常任委員会
↓
本会議:一般質問
↓
本会議:討論、採決
9〜10月
第3回定例会(決算審査)
主に、前年度決算議案や補正予算案、条例案などを審査します。
本会議:議案質疑
↓
常任委員会
↓
本会議:代表質疑(4人以上の会派)
↓
本会議:決算議案以外の討論、採決
↓
決算審査特別委員会
↓
本会議:一般質問
↓
本会議:決算議案の討論、採決
11〜12月
第4回定例会
主に、補正予算案、条例案などを審査します。
本会議:議案質疑
↓
常任委員会
↓
本会議:代表質問(4人以上の会派)
↓
本会議:一般質問
↓
本会議:討論、採決
年4回定期的に開催される市議会の会議で、市長や議員から提出された議案等を審議します。各会派の代表質疑(質問)が行われた後、常任委員会等で審査し、本会議で採決します。また、議員が広く市政について事務の執行状況や将来の方針について問う一般質問も行われます。
必要に応じて開催されます。最近では平成27年5月に開催され、市議会議員選挙で新たに選出された議員により、議長・副議長選挙や各種委員の選出などが行われました。
各行政分野に分かれ、議案の審査等を行います。閉会中も随時、請願・陳情の審査や事業の調査を行います。
議長、副議長、4人以上で構成される会派の代表が集まり、本市議会のあるべき姿と課題を協議・検討し議会改革を進めています。
2つ以上の常任委員会に関係する案件を扱う場合や、問題の重要性から特別の構成員により専門的・総合的に案件を審査する必要がある場合などに、その都度設置して、調査・研究を行います。現在、大都市制度・地方創生調査特別委員会と新庁舎整備調査特別委員会が設置されています。
本市の施策に活かすため、他市の先進的な取り組みを調査し、質疑や意見交換を行います。このほか、各種研修会に参加するなど、政策提言能力の向上に取り組んでいます。
本会議、常任委員会、特別委員会、議会運営委員会は原則公開していますので、どなたでも傍聴できます。議会棟は市役所本庁舎の隣(国道側)です。
受付は、議会棟1階の傍聴受付カウンターで行います。定員は本会議92人(先着順)、各委員会6〜10人(受付開始時点で定員を超えている場合は抽選)です。
会議日程は6月6日(月曜日)に決まる予定です。
本会議・委員会の開催状況や、市議会の仕組みなどのさまざまな情報をお届けしています。皆様の「いいね!」をお待ちしています。
公職選挙法では、議員による、選挙区内での町内会行事などへの寄附が禁止されています。また、一般の人が議員に寄附を求めたり勧誘したりすることも禁止されていますので、ご理解とご協力をお願いします。
今号では、第1回定例会で行われた平成28年度予算審査についてお伝えしました。市の予算がどのような議論を経て決まっていくのか、少しでも皆様に知っていただければ幸いです。
今後も、市議会の様々な活動をわかりやすく伝えていけるよう努めてまいります。
委員長:松坂 吉則
副委員長:麻生 紀雄
委員:阿部 智/山本直史/酒井 伸二/盛田 眞弓/渡辺 忍
問い合わせ 議会事務局調査課 電話043(245)5472
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