卒業にあたって（令和4年度）

教育長の磯野です。

弥生三月。

　卒業を迎える時期であり、千葉市の学校では卒業式が開催され、約16,000名の児童生徒が夢と希望をもって、それぞれの進路に向かって巣立っていきます。

　卒業を迎える皆さんはもとより、ご家族、地域の皆様におかれましては、喜びもひとしおのこととご推察いたします。

　さて、皆さんはこの3年間、新型コロナウイルス感染症の感染が広まる中で過ごしてきました。小学校は4年生の時から、中学校・高校は入学から現在までの間、本来であればできたはずの活動が制限されることがあったことを残念に感じた人もいたと思います。

　今年度は、学校での体験や活動が充実したものとなるよう、感染症対策をとりながらも可能な限りの様々な行事を行ってきました。これにより、学習・学校行事・部活動などにおいて、皆さんは安心して学校生活がすごせたのではないかと思います。

　コロナ禍が続く中、皆さんは、直面する困難や課題を乗り越え、無事、卒業の時期を迎えられ4月から新たな一歩を踏み出すことになります。これから歩みを進める社会は、グローバル化や情報化が進展する社会と言われています。こうした社会の中では、様々なことが速いスピードで影響し合い、一つの出来事が広くかつ複雑に伝わるなど、先を見通すことが難しく、生き方にも大きな影響が出てくることでしょう。

　そんな時代を生きる皆さんには、膨大な情報や様々な課題と主体的に向き合い、他者と共働して解決していってほしいと思います。自らの可能性を発揮し、よりよい社会と幸せな人生の創り手となってください。

　結びに、これまで本市教育にご支援・ご協力いただきました保護者の皆様、並びに地域関係者の皆様に厚くお礼申し上げます。今後も引き続きお力添えを賜りますよう、心からお願い申し上げます。

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