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更新日:2023年11月29日

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令和5年第4回定例会提案理由

本日ここに、令和5年第4回定例会を招集し、条例案などのご審議をお願いするものであります。

ただいま提案をいたしました各議案につきまして、提案の理由をご説明申し上げます。

議案第131号及び第132号の2議案は、専決処分についてご承認をいただきたくご報告するもので、令和5年度一般会計及び特別会計の補正予算であります。

議案第131号は、一般会計について、令和5年9月の台風13号により被害を受けた農業施設の復旧及び農業者への支援を速やかに実施するための経費として、1億4,000万円を追加する専決処分を、また、議案第132号は、農業集落排水事業特別会計について、同じく被害を受けた農業集落排水施設の復旧を速やかに実施するための経費として、2,100万円を追加する専決処分を、それぞれ10月20日に行ったものであります。

議案第133号は、令和5年度一般会計補正予算であります。

歳入歳出予算については、国庫補助金の決定に伴う学校施設の環境整備に係る経費や、令和5年9月の台風13号による被害を踏まえた浸水・冠水対策に係る経費のほか、物価高騰への対応に係る経費など、総額93億4,100万円を追加するものであります。

今回の補正により、一般会計の総額は、5,050億9,000万円となるものであります。

次に、継続費については、都賀小学校大規模改造事業の工期が複数年度にわたることから追加するもので、繰越明許費については、道路整備事業など16事業の完了が翌年度にわたることから追加するものであります。

また、債務負担行為については、公共工事の施工時期の平準化に係る経費など16件を追加するもので、地方債については、都市計画事業費など5件を変更するものであります。

議案第134号から第137号までの4議案は、令和5年度特別会計の補正予算で、総額25億600万円を減額するものであります。

今回の補正により、特別会計の総額は、4,346億7,700万円となるものであります。

議案第134号の農業集落排水事業特別会計は、国庫補助金の決定に伴う公共下水道への接続に係る経費を追加するとともに、繰越明許費の追加及び地方債の変更を行うもので、議案第135号の学校給食事業特別会計は、市立小中学校等の給食食材料費を追加するものであります。

議案第136号の病院事業会計は、新病院整備について、建築資材価格等の上昇や整備スケジュールの変更に伴い、継続費の総額及び年割額並びに企業債の変更などを行うほか、薬品費及び診療材料費を追加するもので、議案第137号の下水道事業会計は、千葉公園及び坂月第2調整池周辺道路等における浸水被害の軽減対策に係る経費の追加及び企業債の変更を行うほか、雨水対策重点地区整備基本方針に基づく浸水対策事業に係る継続費2件について、汚染土への対応などに伴い、総額、期間及び年割額の変更などを行うものであります。

議案第138号から第145号までの8議案は、条例の制定及び改正であります。

議案第138号は、公文書等の管理に関する基本的事項を定めるもので、議案第139号は、人事委員会の勧告に基づき一般職の職員の給与改定を行うとともに、特別職の職員の期末手当を引き上げるほか、会計年度任用職員に勤勉手当を支給するなど所要の改正を行うもので、議案第140号は、公衆浴場のサウナ室に係る衛生及び風紀に必要な措置の基準を緩和するものであります。

議案第141号は、政令の一部改正に伴い、液化石油ガスの保安の確保及び取引の適正化に関する法律に基づく貯蔵施設等の完成検査に係る手数料の算定について所要の改正を行うもので、議案第142号は、千葉アイススケート場の温浴施設を廃止するもので、議案第143号は、子どもの医療費助成の範囲を18歳までに拡大するとともに、小学校4年生以上の通院に係る保護者負担額を引き下げるものであります。

議案第144号は、当分の間、稲毛国際中等教育学校の位置を変更するもので、議案第145号は、空家等対策の推進に関する特別措置法の一部改正を踏まえ、空家等の管理不全な状態の定義を改めるものであります。

議案第146号は、当せん金付証票の発売額を定めるもので、議案第147号は、千葉中央コミュニティセンターの事業所に係る賃貸借契約について、中途解約することに合意し、和解するものであります。

議案第148号から第152号までの5議案は、指定管理者の指定に関するものであります。
議案第148号は、幕張西スポーツ広場について、議案第149号は、千葉ポートアリーナについて、議案第150号は、千葉アイススケート場について、議案第151号は、長沼原勤労市民プラザ及び幕張勤労市民プラザについて、議案第152号は、ふるさと農園について、それぞれ指定管理者を指定するものであります。

議案第153号は、新庁舎整備工事の契約金額を変更するものであります。

(予算編成の考え方)

次に、令和6年度の予算編成に当たり、私の基本的な考え方について申し上げます。

本市の財政状況については、各種財政指標が、いずれも中期財政運営方針に掲げる令和2年度と同水準となっているものの、依然として、多額な基金借入金残高の解消や、市有施設の更新等に伴う多額な財政需要への対応などの課題を抱えていることから、引き続き、財政の健全性の維持に向けた取組が必要な状況にあります。

また、新年度の財政見通しについても、歳入では、自主財源の根幹をなす市税収入が、固定資産税の評価替えなどに伴い減収となる見通しであるとともに、市債の活用については、資材価格や労務単価の増額を踏まえ、健全化判断比率等への影響を考慮する必要があるほか、財産収入などの臨時的な収入も多くを見込めない状況にあります。

歳出においても、少子・超高齢社会の進展などに伴う社会保障関係経費の増加が見込まれるとともに、政令市移行の前後に整備した公共施設の老朽化対策に加え、長引く物価高騰の影響による建築資材価格等の上昇に伴い、事業費の更なる増加が予想されるなど、引き続き、予断を許さない収支状況になると見込まれております。

そこで、新年度予算編成の基本的な考え方といたしまして、これらの諸課題に対応するとともに、財政の健全性の維持に配慮しながら、本市のさらなる発展に向けた取組を推進するため、次の方針に基づき編成に取り組むことといたします。

第1は、財政の健全性の維持に向けた取組及び行政改革の推進であります。

財政の健全性の維持に向けた取組及び行政改革の取組を着実に推進するとともに、既存の事務事業については、事業効果や必要性について検証し、議会のご意見などを伺いながら適宜見直しを行って参ります。

第2は、第1次実施計画事業の推進であります。

2年度目である第1次実施計画事業につきましては、基本計画で掲げる、「みんなが輝く都市と自然が織りなす・千葉市」の実現に向けて、脱炭素化の推進や地域防災力の向上のほか、子育て支援の充実や地域経済の活性化などの取組について、事業費の精査を行いながら、推進を図って参ります。
これらの基本的な方針を踏まえて、令和6年度の予算編成に取り組んで参ります。

以上、このたび提案いたしました議案の概要及び令和6年度の予算編成に当たっての基本的な考え方について、ご説明いたしました。
よろしくご審議いただくとともに、議員の皆様には、本市発展のために、一層のご理解とご支援を賜りますようお願い申し上げます。

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