緊急情報
更新日:2024年3月21日
ここから本文です。
兵庫県南部地震や新潟県中越地震等において、大規模に盛土造成された宅地で滑動崩落被害が発生したことを受け、国は平成18年に宅地造成等規制法を一部改正するとともに、「宅地耐震化推進事業」を創設しました。
本事業は大地震時等における宅地の被害を軽減するため、大規模盛土造成地の変動予測調査等を行い、その結果を市民の皆様へ情報提供等を図ることで、災害防止に努めるものです。
国の「大規模盛土造成地の滑動崩落対策推進ガイドラインおよび同解説」(外部サイトへリンク)(別ウインドウで開く)(以下、「ガイドライン」)には、「谷埋め型」と「腹付け型」の2種類があります。
画像出典:国土交通省ガイドライン
滑動崩落とは、谷間や山の斜面などにおいて盛土造成された住宅団地などのひとまとまりの宅地が、地震による大きな揺れによって滑ったり崩れたりする現象のことです。
画像出典:国土交通省ガイドライン
変動予測調査は国のガイドラインに基づき実施しました。
1.第一次スクリーニング(平成28年度~平成30年度)
・大規模盛土造成地の位置と規模を把握し、大規模盛土造成地を抽出
2.第二次スクリーニング計画(令和元年度~令和3年度)
・抽出された大規模盛土造成地について、優先度評価や簡易地盤調査を実施し、第二次スクリーニングを実施する優先度を判定
3.第二次スクリーニング(令和4年度~令和5年度)
・第二次スクリーニング計画により詳細な調査が必要とされた大規模盛土造成地について、地盤調査(ボーリング調査、地下水位の把握等)を実施し、安定計算を行うことで、大規模盛土造成地の安全性を評価
上記調査の結果、本市の大規模盛土造成地においては概ね安全性が確認される結果となりました。
今後は国の「大規模盛土造成地の経過観察マニュアル」(外部サイトへリンク)(別ウインドウで開く)に基づき、経過観察による定期的な安全性の確認を実施していきます。
千葉市における「造成宅地防災区域」の指定はありません。(令和6年3月末時点)
関連リンク(国土交通省ホームページ)
このページの情報発信元
より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください