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更新日:2024年3月25日
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「原文書」47点のうち、特徴的な3点をここではご紹介します。
(原寸28.0cm×42.7cm)
千葉邦胤が武具の再確認や喧嘩の厳禁などといった出陣中の心得を原氏らに示した文書です。
署名には千葉氏の家印と思われる竜の朱印が用いられています(図左上)。
(原寸32.9cm×47.1cm)
この文書には、千葉胤冨から石毛・原両氏に宛てた、九十九里浜の塩荷・塩竈への課税を指示する内容が記されています。
この時、胤冨は敵勢力である正木氏から領地への侵攻を受けていました。新たな税目を設けることで、激化する戦の費用を捻出しようとしていたことが読み取れます。
(原寸16.0cm×46.7cm)
千葉胤冨から原氏と関係の深い海上(うなかみ)氏と石毛氏に宛てて出された手紙です。
この時期、常陸国の佐竹氏の要請により、上杉謙信(当時は長尾景虎)が関東へ出兵してくるとの情報があったため、「のぼうの城」で有名になった忍城(埼玉県行田市)の城主成田氏(長泰[ながやす])から千葉氏に援軍の要請があり、千葉氏も出兵の準備をしていましたが、景虎が途中まで来たところで、国元で不穏な動きがあって引き返したため、胤冨は忍城に援軍を出すべきか迷っているとの内容です。
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