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更新日:2020年8月5日
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髪際高5寸の千手観音像で胤重寺本堂に安置されています。
像は頭上に11面を戴き、頭上正面に化阿弥陀仏立像を表わし、合掌手・宝鉢手のほか小脇手は左右各17本ずつで合計38臂あります。
頭上面および化阿弥陀仏像を別鋳製ほぞ挿しとし、左右の合掌手と宝鉢手とをまとめて別鋳し、両肩で蟻ほぞ留めし、左右の小脇手を前後3列に別鋳して取り付けるほか、本体の頭部と両脚部を含めた体幹部とは、大きく中型をとった上、一度に鋳造されて作られています。保存状態は、小脇手のうち3本、一部の持物および台座を亡失するほかは、ほぼ原容を保っています。
小像ながらその面貌は端正でみずみずしく、衣文もオーソドックスにまとめられ、総じて安定感のある落ちついた像容を示しています。堅実で大きな崩れをみせないその写実的作風からみるに、鎌倉時代、13世紀中頃の製作と考えられます。
名称 | 銅造千手観音菩薩坐像 |
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ふりがな | どうぞうせんじゅかんのんぼさつざぞう |
指定(指定年度) | 市指定(平成12年) |
区分/種別 | 有形文化財 彫刻 |
時代 | 鎌倉 |
所在地 | 中央区市場町 |
所有者 | 胤重寺 |
公開/非公開 | 非公開 |
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