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更新日:2025年3月24日
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金光院(若葉区金親町)に古くから伝承される板碑で、緑泥片岩製の典型的な武蔵型板碑です。
頂部の山形や下端の根部は欠損していますが、主要部分の遺存状況は良好で、身部は周囲の枠線内側に、阿弥陀三尊種子と年紀が刻まれています。阿弥陀三尊種子は、上部に阿弥陀如来の種子キリークを大きく表現し、その下に脇侍の観音菩薩の種子サ(右)、勢至菩薩の種子サク(左)を配しています。それぞれの種子の下に蓮座が表現されています。
阿弥陀三尊種子の下部に「正應二年二月日」(西暦1289年)の紀年銘が草書体で刻まれ、紀年銘から現存する市内最古の板碑と推定されます。なお、市指定文化財「武石の板碑」は永仁二年(西暦1294年)、県内で最古のものは正元元年(西暦1259年)の紀年銘を有しますが、13世紀代の年号が彫られた板碑は県内でも10例に満たず、類例の少ないものです。
伝承では、金光院は正應2年2月の創建とされ、寺院の歴史を伝える資料としても重要です。
名称 | 金光院の板碑 |
---|---|
ふりがな | こんこういんのいたび |
指定(指定年度) | 市指定(令和6年) |
区分/種別 | 有形文化財 考古資料 |
時代 | 鎌倉 |
所在地 | 中央区亥鼻(千葉市立郷土博物館内) |
所有者 | 金光院 |
公開/非公開 | 非公開 |
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