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更新日:2025年2月19日
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開催団体:放課後カレーおばさん実行委員会
開催日時:2024年11月7日(木曜日)
テーマ:こどもを産み育てたい、こどもがここで育ちたいと思う千葉市
(参加者)
一時預かり事業は、通常の保育に加えて行っているものであるため、保育士の負担が大きい。園長からは、保育士の確保が難しい状況にあると聞いている。一園に一時預かりは一人しかできず、双子は子ども二人換算であるため、同じ園に預けることはできない。「双子を持つ世帯のことは考えているのか」といった話があった。
(市長)
本市において、子育て世帯の中でも多胎児を育てている世帯は大変であり支援施策は進めている。制度はあっても、預け先の人数制限があるなどの課題は確認させていただく。
(参加者)
一時預かり事業に伴い、保育士に更に負担をかけると離職してしまうのではないかという懸念がある。より良い保育サービスの提供のために、保育士の確保及び働きやすさの実現を求める。
(市長)
保育士の確保及び働きやすさの実現のために、公定価格を上げてもらうなどの対策をし、保育士をしっかり確保した上で制度運営ができるようしていかなればならない。保育サービスについては、現実的なものとする必要があると考えるため、本市はこども誰でも通園制度の試行的事業の実施で得られた課題を国に伝える。
また、自治体によって対応が分かれているが、きょうだいで異なる保育所に入園する状況に置かれている方々について、本市では令和7年度の入所選考からきょうだい加点の拡充を行うこととした。きょうだいが同じ保育所等を希望して申込みがされた場合、きょうだい加点により、同じ保育所等に入園しやすくなる運用としたものである。保護者が朝、夕と2つの園に送り迎えをしなければばらない事態は、極力減らすようにしたい。
(参加者)
保育士等給与改善事業補助金(千葉市手当)を令和7年度から4万円に拡充するとあるが、教育などは大事なことであるため、教職員を含めた支援をしてほしい。
(市長)
小学校の教員採用候補者選考受験者が減っている。本年の本市の小学校教員採用候補者選考の倍率は1.4倍だった。小学校及び中学校の教員不足については、一定期間勤務することなどを条件に、奨学金全額を市が支援する対策をしている。保育士については、保育士を目指す学生を対象に、月5万円を上限に学費相当額等を貸し付ける保育士修学資金等貸付事業で対策している。この事業を利用し、貸付を受けた方が卒業後に保育士資格を得て5年間市内の保育所等に勤務された場合は、貸付金の返済が免除となる。本市では国制度に加え、一部独自の加算を行っているが、このような支援を自治体がどこまで行うべきかという課題はある。自治体ごとに歳入は異なり、自治体のみで支援を継続することは厳しい面がある。国に対し意見を伝え、保育や教育に関する人材育成をしていきたい。
(参加者)
こども誰でも通園制度について、保育環境の改善が重要である。子どもの人数に対する保育士の割り当てが決まっており、保育所もそれ以上は雇えない。保育士は日々、掃除や日誌等、膨大な事務作業を抱えながら保育している状態である。その中で、月10時間預かる子どもと信頼関係を築くことは難しく、必要な個別保育ができない。離職した高齢者等ができるような仕事が保育園にはあると思うので、その方々を雇えるような助成、力を借りられるような市からのアプローチについて、保育現場の意見も聞きながら考えてほしい。
(市長)
こども誰でも通園制度について、令和8年度からは法律で市町村での実施が義務づけされるため、全園での実施が必須というわけではないが、現状のままでは現場にしわ寄せが行く。しっかりとした人員配置ができるよう、国に対しても意見を出していく。
(参加者)
さまざまな困りごとがあるため、拠点となるところが必要だと感じている。
(市長)
昨年に福祉まるごとサポートセンターを設置した。本市でも8050問題を抱えている世帯があるが、どこに相談をして良いかわからない方が多い。複数の機関で支援を分担することが大事であると考えており、その支援を調整する場所として福祉まるごとサポートセンターを位置づけたい。
(参加者)
プレーパークの職員の多くが子育て世代や大学生などのパートである。自分の子どもはプレーパークを活用して育った。大人が子どもと遊ぶために働いている。居場所を守るために、若くて元気のある方に常勤として働いてほしいため募集しているが、低給料のため集まらない。市から更なる助成を期待したい。
(市長)
ご意見を受け止めさせていただく。市外のプレーパークにおいても、昇給の有無の関係で仕事を続けづらいという話を聞いている。本市ではプレーパークに限らず、世の中の人件費高騰に合わせ、市の助成金や委託料の見直しを議論している。プレーパークには、そこで育った子どもが次の世代の面倒を見るという循環のすばらしさがある。プレーパークを子育て支援の拠点としてどのように存続させられるか考えていきたい。
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