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更新日:2024年5月1日

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市民の声:千葉市地域日本語推進計画について

要旨

「千葉市地域日本語推進計画」12ページに、「今後、さらに支援を必要とする外国人児童生徒等の増加や、多言語化が見込まれていることから、千葉市国際交流協会などと連携を図るとともに、指導協力員の拡充や、通級教室のさらなる増設を検討していきます。また、小中学校内での外国人児童生徒の受け入れ体制の構築について、各校に1人設置している国際理解教育主任を中心に、当該児童生徒の実態把握や支援方法の検討などを実施します。さらに、日本語指導の必要な児童生徒に対して、各学校で「特別の教育課程」を編成し、計画的かつ適切な指導を行っていきます。」とあるが、この計画が実施されるように対応しているのか。また、「千葉市地域日本語推進計画」の担当部署はどこか。さらに、教育指導課には日本語教育の専門家はいるのか。専門家という立場で教育委員会に年少者の日本語教育カリキュラムを作成できる方を配置してほしい。

回答内容

ご承知の通り、本市在住の外国人市民は年々増加しており、外国につながる児童生徒も多く在籍しています。そのような児童生徒が豊かに学校生活を送ることを本市では目指しております。また日本で育ち、多文化の強みをもったそれらの児童生徒は、多様性が尊重される社会をつくっていく重要な担い手となると信じています。そこで、多文化共生のまちづくりに向けた取組みの方向性をより明確に示し、多様性を都市の活力としていくため、「千葉市地域日本語推進計画」を策定し、各種事業の推進を図っているところです。
また、日本語指導が必要な児童生徒の学校内における日本語指導やその支援に関することについての所管は教育委員会の教育指導課になります。ご指摘いただいた外国人児童生徒指導協力員は、令和元年度に2名、令和3年度にも2名を増員し、通級教室は今年度より花園中学校内にサテライト教室を新設いたしました。
学校体制ですが、国際理解教育主任等と日本語指導担当教員等が教育委員会から派遣された外国人児童生徒指導協力員や千葉市JSL児童生徒支援の会の支援員らが連携し、児童生徒の実態を把握して特別の教育課程を編成して指導にあたっています。教育委員会からは、各学校が特別の教育課程の編成をできるよう研修を実施するほか、「国際理解・帰国児童生徒教育主任の手引き」を毎年更新し、日本語指導が必要な児童生徒への指導や学校生活適応についての在り方を示していると聞いております。
さらに、教育委員会の日本語指導担当教員は、文科省の研修をはじめとした各種の研修受講により研鑚を積み、学校への適切な支援に努めています。また、専門の大学教授をアドバイザーとして、日本語指導者への研修カリキュラムの編成や、本市の実態に沿った日本語指導体制について教育委員会へ助言をいただくなど様々な取組により日本語指導の充実を図っております。
日本語教育は全国的な課題としても取り上げられており、令和5年7月の指定都市市長会議では、「日本語教育の充実について、地域における日本語教育の適切かつ確実な実施を図るにあたり、教育の質を確保するとともに、必要とする外国人への日本語教育の提供体制を構築するため、国の責任において、必要な経費を全額国費で措置すること。また、学校においては、日本語指導が必要な児童生徒の指導・支援体制充実のため、日本語指導担当教員の定数加配措置の充実及び基礎定数化、並びに配当基準の改善を行うこと。」という国への要請文を採択し、令和5年8月に文部科学省へ要請しました。
今後、ますます日本語指導が必要な児童生徒が増えると予想されます。いただいたご意見を真摯に受け止め、本市にとってよりよい日本語指導の体制の構築に努めて参ります。

(お問い合わせ)
教育委員会事務局学校教育部教育指導課 TEL 043-245-5981

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