ホーム > 市政全般 > 広報・広聴・市民参加 > 広聴 > 市民の声 > 市民の声:JR京葉線ダイヤ改正について

更新日:2024年11月25日

ここから本文です。

市民の声:JR京葉線ダイヤ改正について

要旨

JR東日本のダイヤ改正について、通勤快速がなくなってしまうのは、大きな痛手だ。通勤快速の復活へ向けて働きかけてほしい。

回答内容

京葉線のダイヤ改正に関しては、JRによる令和5年12月15日の当初発表直後から、唐突で極端な改正であることから、改正内容について具体的なデータに基づく説明を求めたところ、同年12月28日にJR千葉支社長による説明がありましたが、目的や手段など納得がいく説明ではなかったこと、また改正内容は、市民生活や経済活動、また将来の都市の発展が考慮されていないことから、「ダイヤ改正の撤回・再考」を強く申し入れました。
その後、令和6年1月16日にJRによる再説明があり、全国的にも異例な対応として、ダイヤ改正発表後の改正の一部見直しとして、早朝時間帯の内房線・外房線、京葉線直通上り快速、計2本の運行を継続すること、及び「京葉線の運行形態のあり方について、線区全体を通じて、内房線・外房線からの速達性や幕張新都心をはじめとした沿線の利便性などにも配慮し、様々な観点から、京葉線の沿線価値向上に向け、柔軟に対応を深めていく」との回答がありました。これは本市の申し入れを受けて対応いただけたものと考えておりますが、反映はごく一部で限定的であることから、到底納得できるものではなく、改めて、通勤快速等による京葉線各駅や蘇我以南以東地域の速達性を、曜日・朝夕などの時間帯を問わず、復元・維持していただきたい旨申し入れるとともに、京葉線等沿線の20自治体連名による要望書として、令和6年2月8日にはJR本社、2月9日にはJR千葉支社を訪問し、「東京方面との速達性や沿線都市の拠点性維持・確保のため、通勤時間帯における通勤快速・快速電車の運行など、輸送体系のあり方として線区全体について見直し、改めて、ダイヤの再検討を行うこと」及び「広域公共交通である鉄道のダイヤ改正が沿線都市の市民生活や経済活動、今後のまちづくりに与える影響が大きいことを理解し、今後、改正に当たっては沿線自治体から意見聴取するなど、十分な理解を得た上で慎重に進めること」を要望してまいりました。
JRからは、ダイヤ改正の影響に思いが至らなかった点があったことを踏まえ、年1回のダイヤ改正のタイミングにとらわれず、柔軟に対応をしていく旨の説明があったことから、引き続き、東京方面と幕張新都心、蘇我副都心などとの相互の速達性や拠点性を確保したダイヤの復活に向け、速やかにダイヤ復活が具体化されるよう、令和6年3月23日から4月30日までの間、「京葉線ダイヤ改正の影響等に関するアンケート」を実施し、結果の速報を取りまとめ、同年5月22日付けでこのアンケート結果をJRへ提供するとともに、次の3点を申し入れました。
(1)市内京葉線各駅及び内房・外房沿線と東京方面との速達性、幕張新都心・蘇我副都心等の拠点性の維持・確保のため、「通勤・退勤時間帯の快速の増便」や「東京との所要時間の改善」を図ること。
(2)多数のイベントが開催される土日曜日を含む、「幕張新都心来街者の行き帰りの利便性と速達性の確保」に十分に留意すること。
(3)今後も定期的・継続的にダイヤ改正等に係る協議の場を設けること。
これらの取り組みを行ったところ、令和6年5月30日にJRから、同年9月に京葉線・内房線・外房線ダイヤの一部を変更することが発表されました。
同年9月1日実施予定のダイヤ変更の内容は、平日朝の快速創設など、快速が一部復元されるほか、通勤快速の復元等は適いませんでしたが、蘇我、また、内房・外房沿線と東京駅間の所要時間が概ね通勤快速に近づくレベルまで復元されるなど、速達性が3月改正よりも改善されたものとなっておりました。全体では必ずしも十分なものではありませんが、本市が要望してきた事項やアンケート結果と照らして、また、1年を待たずに再改正いただいたことは、異例の対応であり、大変有り難く、一定の評価ができると考えております。
今回のダイヤ変更では、朝時間帯の上りの快速の設定に効果を見ることができると思われますが、7時台、従前の通勤快速で通過していた「千葉みなと」「稲毛海岸」「検見川浜」「海浜幕張」の各駅に停車することとなり、市内から東京方面との速達性が高まり、利便性向上が図られるのではないかと期待しております。
一方、東京から帰葉する際の「夕夜間帯の速達性」や、業務機能が集積され、また土日曜日をはじめ、多くのイベント等が開催されている「幕張新都心の来街者の行き帰りの利便性と速達性」の面では、まだまだ不十分と言わざるを得ないと感じております。
JRの説明によれば、新木場駅における利用者の安全性を確保する観点から、「夕夜間帯の速達性」の改善につながる快速の設定は困難とのことでありますが、引き続き、改善の方策をJRには検討していただきたいと考えております。
また、幕張新都心については、東京との速達性の問題から、本市が積極的に進める企業立地、イベント等の開催への影響に懸念が残るため、幕張新都心の実態とポテンシャルに見合ったダイヤとされるようさらに検討をお願いしたいと考えております。
こうしたことから、支社長から意見交換をしながら引き続き柔軟に対応していきたい旨のお話もありましたので、さらなる改善に向けて、引き続きJRとは、経済界とともに協議体的なものの設置を含め、定期的・継続的に協議を行っていきたいと考えております。
例年3月に行われるダイヤ改正の実施について、JRにおいてはアンケート結果や申し入れた内容を踏まえ、さらなるダイヤ改正を実施することを期待しております。

(お問い合わせ)
都市局都市部交通政策課 TEL 043-245-5351

より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください

このページの情報は役に立ちましたか?

このページの情報は見つけやすかったですか?

このページを編集して、改善提案する改善提案とは?